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HOME > 院長のひとり言 > アーカイブ > 2017年11月 > 2ページ目

院長のひとり言 2017年11月 2ページ目

病院を比べるときは培養士で選べ!

病院を比べるときのポイント、体外受精でのキーパーソンはドクターではなく培養士なんです。

いい培養士かそうでないかが確実に妊娠と関係してきてしまいます。

ではよい培養士を判断するものはあるのでしょうか?

見分け方のポイントはいくつかあるのですが、まずはアシステッドハッチングを採用しているのか。

凍結胚を移植する場合、透明帯がどうしても硬くなるので必要となります。

アシステッドハッチングは大きく分けて3通りあるのですが、そのなかでメカニカルを採用しているかどうか。
メカニカルは培養士が1つ1つ手で行うのでやはり腕が良いと言えますよ。

あとはレーザーを使用している病院は設備がよいと言えますね。

利用するクライアント側から分かりやすいのは無刺激、低刺激を採用しているかどうか。

これは何故か、卵が少なくても移植ができる培養士の技術があると言えます。

病院側からすると移植まで持っていけないとお金がとれないという事があるのでどうしても多く卵をとりたがるんですよね。

そんな中、少ない卵でも確実に受精させる技術に自信があるから無刺激、低刺激で行っているとも言えます。

是非病院選びの参考にしてみてもらえると嬉しいです。









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経血量と妊娠の関係

経血量が少ないと妊娠に影響するのか。

まとまった量が1日、あとは少ない量がダラダラと3日位で終わってしまう。

これって何か問題があるの?

気になりますよね。

けれど、経血量と妊娠は直接的な関係はありませんよ。

そもそも経血は子宮の内膜が剥がれ落ちたものですね。

その為、内膜が育ってないから少ないのか、内膜が綺麗に剥がれ落ちてないから少ないのかにもよってしまうので実は正確な事は分からないんです。

妊娠は受精、分割、着床とそれ以外の要因も含んでいますから、経血量によって妊娠しにくいとかはあまりないんです。

勿論、極端に少ないとなると対処も必要かもしれませんし、対処法としては子宮鏡、D&C(拡張術と掻爬術)の処置も効果的と言えますよ。

体外受精を行う場合は事前にやったりする事が多いです。


中医学からみてみると、経血量の異常は主に体内の気(エネルギー)、血が不足したり、巡りが悪くなったりすることで起こると考えます。

また、月経と関係の深い腎や肝の機能低下が原因となることもあります。

経血量によって体のどこに不具合が起こりやすいのかを考えるんです。

ご自身では体質改善によって経血量の改善をする事はできますよ。

経血量の異常がある人では、経血量の変化が子宮環境、卵巣環境が良くなったという目安にはなるかもしれませんね。

ただ、量にあまりこだわりすぎないで下さいね。

あくまでも体全体を整えていく事が大切です。

参考にしてもらえると嬉しいです。





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卵巣の腫れについて

卵巣の腫れについて

体調に問題はないけど、内診で卵巣の腫れが見つかる方、意外と多いんです。

ホルモン剤を使ったりしてると腫れる事もあるのですが、何もなくて卵巣が腫れると心配になりますよね。

実は卵巣の腫れって意外と多いんですよ。

じゃあ、腫れた卵巣をどうするか。

結論から言えばほっておくのが一番なんです。

検査や薬を使っていればよく起こる症状ですからね。


病院でホルモン剤などの影響で腫れていた場合は病院の指示に従った方がいいと思いますよ。

そこで病院がどう判断するかです。

けれど、その場合はピルやhcgを打ったりはやめておいた方がいいと思います。

体を休めるのも妊活には必要な事ですからね。

卵巣の腫れがある場合、タイミングは取らない方がいいの?

という質問も受けますが、タイミングをとったりするのは全然OKですよ。


そして、体質改善を続けていく事が何よりも回復につながります。

よく食べ、よく動き、よく寝て下さいね。

水飲みもお忘れなく。

参考にしてもらえると嬉しいです。



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自然周期VSホルモン補充周期

体外受精の周期をどうするか、よく質問を受ける内容です。

結論から言えば、基本は自然周期をおすすめしてます。

1回自然周期でやってみて、病院でその時のホルモンのバランスをみて、どれだけ数値に変化が起こるのかを把握するのも有りですよ。

もし、それで数値がよくなかったら移植をキャンセルしたっていいわけですしね。

勿論、自然周期の時のタイミングはとって下さいね。

自然の状態ってセックスするから受精が起こるわけですよね。

と、言う事は採卵前にタイミングを取るっていいことだと思いますよ。

移植日が日曜日などの休診日に重なっていたら、前倒しも検討してみてください。

先延ばしはダメだけど、前倒しはOKなんですよ。

病院によってはやってくれますからね。

基本は自然周期がよいのですが、ホルモン補充周期がよい場合もあるので覚えておいてもらいたいんです。

例えば甲状腺機能に問題があるなら、ホルモン補充周期もありなんです。

まずは甲状腺を安定させた方が着床しやすいんですよ。

また、凍結した卵は凍結時点より劣化する事はないので、貯卵するのも有りだと思います。

これは体質改善をすすめている人が前提のやり方にはなりますけどね。

卵子の質を考えると凍結に耐える卵子にしなくてはならないので、体質改善をやってない状態での貯卵はあまりおすすめできません。

是非参考にしてもらえると嬉しいです。




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