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院長のひとり言 2018年5月 2ページ目

効果的な不妊治療の進め方

効果的な不妊治療の進め方



病院で不妊治療を受けながら妊活をしている方、受けずに妊活をしている方、これから妊活や不妊治療を始めようとしている方、妊娠を望む全ての人に共通する妊活、不妊治療の進め方があるんです。

ズバリ。

①体質改善をすすめる。

②ホルモン剤を使わない。

③ステップアップは無視する。

これに限ります。

というか、妊活を始めたり、不妊治療をやるならこれを知らないと回り道をしてしまいます。

病院で行われる不妊治療って長くなればなるほど妊娠しにくくなる事を知って下さい。

先ず、ベースにあるのは生活習慣の改善、体質の改善です。

その上で体の不調を整えていく、体質改善を加速させる為に僕らのようなサポートを使って下さい。

そして、満を持して受けるなら高度生殖補助医療のみ、これは体外受精を指します。

何故このような事を言い切ってしまうのか。

体外受精ら平均3回(移植)なんて聞きますよね。

この数字、世間的には正しいようになってますが、体外受精の成功率が30%だから3回やれば1回成功なんて根拠のない数字なんですよ。

個別性、個人個人で体質も違うし、生活環境も違うので人体にアベレージはないんです。

不妊治療ほ0か100かしかありません。

年齢に比例してくる卵子の老化とは、卵子の染色体異常の割合を指します。

しかし本質的な問題は老化よりも、実は細胞全てに関係しているミトコンドリアの問題。

そのミトコンドリアが引き起こす卵子の劣化の問題なんです。

ミトコンドリアDNAの劣化を改善していく事が体質改善、卵質改善につながるんです。

で、このミトコンドリアは何に影響されて、劣化していくのか。

ミトコンドリアは体中、全ての細胞にあります。

なので、食べたもの、感じたこと、行動、取り巻く環境全てが影響しているんです。

もし、あなたがホルモン補充などで卵に長い時間ストレスをかけていたのなら、それが元で不妊を長引かせてしまっているかもしれないんです。

とは言え、今まで何も知らずに病院側に言われるまま不妊治療を進めていたのなら、一旦、今までの事を考え直す、違っていたと認識する事も必要です。

今までの誤解を正しい方向に戻す為に僕ら妊活コンサルタントは妊活講座を開講しています。

世の中に不妊鍼灸や不妊整体をうたっている治療院は数多くありますが、協会の認定講師はその中でも不妊に関する知識、経験は群を抜いています。

妊活は体質改善、卵質改善ありき。

その事を腑に落として妊活を進めてもらえたらと思います。

参考になれば嬉しいです。


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LHと卵子の質

LHと卵子の質



不妊治療を受けているとぶち当たるホルモン数値という現実。

ホルモンのバランスが乱れた原因はなんなのか、ホルモン補充をするべきなのか、悩む所ですよね。

今回はLH(黄体形成ホルモン)を例に挙げてお伝えしたいと思います。

LHは排卵に欠かせないエストロゲンとプロゲステロンを分泌させる作用があります。

LHが脳下垂体から卵巣に送られることで、卵胞刺激ホルモンが分泌されます。

そうすることで成熟した卵胞に対して排卵するように働きかけているんです。

その後、卵巣から排出された卵胞はお役御免というわけではないんです。

卵胞は黄体を形成し、この黄体から分泌されるプロゲステロンの作用によって受精卵が着床しやすいように子宮内膜を厚く育てるようにシグナルを送り続けます。

LHが正常に働いていないと、これらの機能が正常に行われないため、妊娠しにくくなってしまいます。

とはいえ、LHが高値であったとしても、卵子の質自体には影響はなく、いい卵子に出会うまで体質改善を継続するのが一番の近道なんです。

質のいい卵子に出会うためには卵巣に無理をさせない事が鉄則。

不妊治療によるロング法やショート法などで卵巣を刺激した場合、その周期に採卵できた卵子で妊娠できなければ、また採卵が必要となりますよね。

しかし、年齢が上がってくると卵巣機能は低下し、卵巣を強く刺激しても多くの卵子を確保するのは難しくなってくるんです。

LHだけでなく、FSHのコントロールもしにくくなりますから、卵巣機能の回復、遺残卵胞の排出を考えると2〜3周期は調整周期を見なければなりません。

不妊治療が長引く人はこの繰り返しになってしまっている方が多いように感じます。

ホルモン補充を続ければ続けるほど、機能は完全には戻らず、機能低下を早めてしまうこともあるので覚えておいて下さいね。

卵子の老化は染色体異常の割合を指して、年齢とともに低下するのは止めることはできませんし、変えることもできません。

けれど、卵子の質を良くしていく事は日々の生活の仕方によって可能だと考えてます。

卵子は生まれたときから身体の中にある身体の一部です。

卵子を労わることは、身体を労わることと同じことなんです。

卵子の質を高める為には一時的なホルモン数値に左右されない事が必要です。

もし、現時点でLHに問題があったとしても、体質改善をすすめる事でホルモンのバランスは整ってきますし、卵子の質を上げ、妊娠に近づける事はできますからね。

参考になれば嬉しいです。


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インスリン抵抗性と多嚢胞性卵巣

インスリン抵抗性と多嚢胞性卵巣



妊活をしているならインスリン抵抗性と多嚢胞性卵巣の関係性について、抑えておいてもらいたいと思います。

生殖年齢女性の6〜10%に多嚢胞性卵巣症候群が認められると報告されており、決してまれな疾患ではないんですよね。

多嚢胞性卵巣の判断基準としては

1.月経異常。
2.多嚢胞性卵巣の超音波所見。
3.血中男性ホルモン高値、またはLH基礎値高値でFSH基礎値正常。

この3つになります。

で、今回は3の部分に関わるインスリン抵抗性と多嚢胞性卵巣の関連をお伝えします。

まず、インスリンは血糖値の調整をしているホルモンになります。

血糖値は通常、インスリンの作用によってある程度一定の範囲に調整され、維持されているんです。

血糖値の濃度が高くなると膵臓からインスリンが分泌され、血糖値を下げるように作用します。

逆に血糖値の濃度が低くなるとアドレナリン、ノルアドレナリンと言われるホルモンが分泌されて血糖値を上げるように働きかけます。

このように体は様々なホルモンを駆使して常に血糖値をある一定の値に保とうとしているんです。

しかし、血糖値を急激に上げるチョコレートやケーキ、アイスクリームなどの砂糖食品やパン、パスタなどの小麦、糖質が高いものばかり食べていると、血糖値が上がりっぱなしの為、インスリンは常に分泌され続けてしまいます。

インスリンを分泌し続けていれば、やがて膵臓が疲弊してしまい、血糖調節がうまくいかなくなってしまうんです。

最終的にはインスリンを分泌しても血糖値を下げられず、さらに膵臓が分泌を続けると、インスリンの効きが悪くなる状態を引き起こしてしまいます。

これをインスリン抵抗性と呼んでいます。

では妊活においてこれの何が問題なのか。

インスリン抵抗性があると高インスリン血症というものを引き起こしてしまい、実は男性ホルモン作用が強く現れる事につながるんです。

卵巣内の男性ホルモンが過剰になってしまう事によって嚢胞性卵巣の諸症状をもたらし、内分泌に異常を起こした結果が排卵障害という事です。

高インスリン血症はIGF-1というものを介してLH(黄体形成ホルモン)の感受性を高めるため、多嚢胞性卵巣のようにLHレベルの高い方の場合にLHが本来持っている男性ホルモンの産生亢進作用がより強く出てしまうんです。

卵巣内の男性ホルモン濃度の上昇は卵胞の発育抑制や卵子の質の低下につながる可能性があるんです。

この事からわかるのが、糖質摂取を見直す事も妊活の1つだと言う事。

普段から甘いものを食べる習慣やコンビニなどで菓子パンや調理パン、パスタを買っている人は要注意ですよ。

インスリン抵抗性、多嚢胞性卵巣って生活習慣の長年の蓄積ですから、しっかりと見直しを図って体質改善を進めて下さいね。

参考になれば嬉しいです。




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着床の窓について

着床の窓について



着床の窓(インプランテーションウインドウ)ってご存知ですか?

子宮内膜には胚盤胞の着床に最適な期間があるとされていて、これを「着床の窓が開く」と言ったりするんです。

自然妊娠の過程では排卵した卵子と精子は卵管膨大部というところで出会い、受精が成立します。

卵管膨大部で受精した受精卵はおよそ5日かけ卵管内を移動して子宮内に到達します。

この間、受精卵は分割期胚を経て子宮内腔に到達するころには胚盤胞の状態まで成長しています。

この頃、受精卵の受け入れ先である子宮内膜は、排卵後の卵巣から分泌されるP4(プロゲステロン)からの伝達で細胞構造が変化し、受精卵を受け入れるための準備を進めています。

この時に卵管内を移動中の受精卵からも子宮内膜に向けて各種のシグナルが送られていると言われているんです。

子宮内膜は卵巣黄体から分泌されるP4や受精卵側から送られるシグナルを受けて受精卵の着床に必要な各種調節を行い、受け入れ体制を整えていきます。

この受精卵側からのシグナルを応用した方法が、2段階胚移植やシート法と呼ばれる胚移植法になるんです。

子宮内膜が着床に向けて細胞構造を変化させて受精卵の受け入れが可能になるのは排卵から5日後と言われています。

これより早すぎても遅すぎても子宮内膜側が受精卵を受け入れることができないために妊娠が成立しないと考えられています。

現在の研究では、5日目胚盤胞の状態の受精卵が5日目の状態の子宮内膜上に存在することが必要であり、妊娠するためには受精卵の発育具合と子宮内膜の細胞変化の日数が一致している必要があるのかもしれないという事なんですね。

画像的に卵子の状態が良さそうなのに、上手く着床しない反復着床障害のとき疑うものとしては内膜の日付のズレ>Th1高値>内膜が薄い>慢性子宮内膜炎>>>不育症という感じでしょうか。

とはいえ、着床に関しては、ほぼ卵子の問題であるという事をお伝えしているんですが、卵子の質が悪かった場合、このシグナルが上手く出ていなかったとも考えられますね。

勿論、ホルモンバランスが崩れている方においては、卵子の問題に加えてP4も分泌が少ない事も影響があるように感じます。

卵子の質、ホルモンバランス以外にも実は免疫系も着床に重要なファクターであるという事も分かってきています。

最近では画像的に良い胚移植にも関わらず、続けてうまく着床しない(反復着床障害)方をに対して、本来移植を行う時期に子宮内膜組織を採取し、着床の窓が開いているかどうかを調べるERA検査(子宮内膜受容能検査)というものを行うクリニックも出てきました。

もし、検査結果によって通常の着床時期に窓が開いていなかったと判断された場合、今度は別周期に本来移植を行う時期の前後1〜2日に内膜組織を採取し、その人の着床の窓が開く時期を特定する検査です。

まあ、個体差があるものなので、検査によって妊娠率が上がるかは、まだまだ研究が進むのを待たなくてはいけないかもしれませんね。

参考になれば嬉しいです。




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妊活を中医学的視点から考える〜高プロラクチン血症〜

妊活を中医学的視点から考える〜高プロラクチン血症〜



不妊の原因にもなる高プロラクチン血症を中医学から考察してみたいと思います。

プロラクチンとは母乳を作り、分泌するホルモンです。

母乳に関わるホルモンですので本来は出産後、赤ちゃんに母乳を与える時に多く放出されるものですよね。

出産後の授乳期には排卵・月経がしばらく起こらない期間がありますが、これもプロラクチンが関係してして、排卵を抑えることで妊娠を防ぐ効果もあるんです。

しかし、授乳すべき時期以外にプロラクチンが多く分泌されると乳中が出るだけではなく、排卵が抑えられて月経停止や無排卵などの生理不順、流産を引き起こしてしまう事から不妊の原因となってしまうんです。

中医学では、おっぱいは肝と非常に関係があります。

特に乳頭は肝の通り道になっている場所です。

肝の通り道が古い血液や汚れた水で塞がれた状態が高プロラクチン血症と考えることもできるんです。

肝の通り道が塞がれる原因は大きく分けると3つ。

1.肝鬱血瘀(かんうつけつお)= ストレスにより肝の通り道が塞がる。

2.肝腎不足(かんじんふそく)= 元々の血が少なくて流れが悪くなり、肝の通り道が塞がる。

3.脾虚痰阻(ひきょたんそ)= 胃腸での水分代謝がうまくいがず、汚れた水が溜まり、肝の通り道が塞がる。

1つの要因だけでなく、多くの方が2つ以上の要因が関係しています。

直接的な原因としてはストレスが関係している事が多いように感じます。

肝に血が少ないとストレスに弱くなります。

肝や脾は臓腑と生理機能の関係から特に精神的なストレスの影響を受けやすいため、注意が必要です。

また、肝は全身の気の巡りを統括していて、自律神経をコントロールして情緒の安定を助けています。

ストレスによって肝に異常が起こると、自律神経のバランスが乱れイライラしやすくなってしまったり、気逆の症状や気の巡りが悪くなり鬱々とするといった気滞の症状が現れます。

また、プロラクチンは腎の働きによるものとも考えていきます。

中医学での腎は生命に関わる部分です。

プロラクチンを分泌する下垂体前葉は脳の一部。

脳は髄海と呼ばれ、髄海を主るのは腎なんです。

排卵が無いということは、この余った腎精を合わせて子どもを作るということができないということです。

腎精を消耗し過ぎて、もしくは補うことができず、充足していない可能性があり、これを腎虚と言っています。

腎が虚する原因に過労、冷たい所での立ち仕事・ストレス、寝不足、栄養失調、塩分(化学調味料)を過剰に長期間摂取、ホルモン療法など、様々な身体的、精神的な要因が関係してきます。

最近ではスマホやパソコンが普及し、子どものうちから目を酷使した生活をしているため、腎精が充実するよりも消耗が激しいようにも感じます。

そして最後は脾の症状。

妊活をしていると考えることが膨大に増え、脾が大量の血を必要とします。

脾の持っている精気は意と智と呼ばれ、記憶力や思考力に関係する気になります。

脾は飲食物を消化吸収し、気血津液を作り出す原動力となると言われています。

この脾が働かなくなると、血が足りなくなり精神活動、体のあらゆる指令を出している心に血が行かなくなり、精神的にバランスを崩していきます。

胃腸が弱いタイプの方は基礎体力も低下気味ですので、やはりストレスに強いとはいえません。

腎と脾はそれぞれ、先天の気(腎)と後天の気(脾)と呼ばれ、生命維持に必要な気になります。

つまり、根本的に胃腸が弱かったり、代謝が落ちている方は必然的にストレスの影響を受けやすく肝、腎の状態を悪くしやすいんです。

そのような状況が続いてしまっている事でホルモンのバランスを崩す事で高プロラクチンの状態を引き起こしていると考えられます。

妊活を負担に感じたり、気持ちは大丈夫と思っていても身体に出てしまっている事も多いんですよ。

妊活は体質を改善し、卵子の質を向上させる事が目的となりますが、体全体をよくして行く後が最終的に良い卵子を育てる事につながっていきます。

卵子も細胞の1つ。

そして、体は細胞の集合体です。

体を根本的に変えるために子宮や卵巣だけにフォーカスし過ぎる事なく、体質改善をすすめてもらいたいと思います。

参考になれば嬉しいです。


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40歳以降の不妊治療

40歳以降の不妊治療



40歳以降の不妊治療、妊活は時間との戦いともいわれますよね。

特に40歳を過ぎると病院側の対応に関しても変わってくる事があるんです。

現在の助成金の申請も年齢にはかなり厳しいと言わざるを得ませんよね。

当サロンに通われている40歳以降の方には必ずお伝えしているのですが、もし、不妊治療を受けての妊娠を希望しているなら体質改善は必須です。

勿論、妊娠を望む全ての方に体質改善はすすめてもらうんですけど、不妊治療を受ける方にはしっかりと意義を理解してもらいたいと思っています。

その上で無意味なステップアップ、ホルモン補充はせず、採卵も数を減らして卵子一個一個の質にこだわり、ポイントを絞って行って欲しいと思います。

年齢が高くなればなるほど、ホルモン剤を多く使って卵子の数を取ってしまうとGVが多くなる傾向があるんです。

年齢を重ねていくと良質な卵子は年に数個程度といわれています。

だったらホルモン補充はせずに一個の質を確実に高めていく方がいいんです。

その上で、体外受精をうける場合、貴重卵(1個)は顕微にする事をおすすめしています。

40歳からのすべての体外受精を顕微でやって方がいいと考えています。

戻す時期はその時々の状況もあると思います。

分割卵での移植、胚盤胞での移植もあると思うんですけど、初期流産を防止する為にも胚盤胞まで育てるのもありだと思います。

仮に胚盤胞まで育てて戻す際にはアシステットハッチングは必ずやってもらってください。

年齢を重ねると透明体は厚くなる傾向にあるんです。

凍結すると透明体はより硬くなります。

その為、アシステットハッチングをする事が必須なんです。

着床前に子宮内膜に傷をつける、内膜スクラッチなどはやらない方がいいですよ。

不妊治療は基本的には無刺激、自然周期採卵をすすめていますが、採卵時にGVが多かったりが続いてしまう場合はホルモン剤を使うことも試す可能性はありかなとも考えています。

ただ、それも体質改善を進めているのが前提なんです。

何もせずにやれば遺残卵胞として残ってしまい、次の周期以降に正常な卵子の発育を阻害してしまう場合もでてきます。

今回は大まかなお話をお伝えしましたが、是非、不妊治療を受ける前にしっかりとした知識を得て、回り道のない妊活をすすめて欲しいと思います。

参考にしてもらえると嬉しいです。



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遺残卵胞とhCG注射

遺残卵胞とhCG注射



不妊治療を行う上で知っていて欲しいhCG注射について。

今回はhCG注射と遺残卵胞の関係についてお伝えしたいと思います。

hCGは妊娠が成立すると分泌されるようになる糖タンパク質で、絨毛性性腺刺激ホルモンと呼ばれる妊娠すると胎児と母体をつなぐ胎盤の一部、絨毛の細胞で作られているんです。

通常、妊娠していない女性や男性の体内では産生されていないものになります。

このhCG、LHとよく似ていることから卵胞を成熟させ、排卵を促進する目的や黄体ホルモンを補充によく用いられます。

hCG注射には卵胞を育てる作用はありませんが、育った卵胞から確実に卵子が出るようにする排卵刺激となる作用があるんです。

また、黄体ホルモンの分泌に異常がある黄体機能不全などの場合、受精卵が着床してもはがれやすく、妊娠継続が難しい場合があります。

その時に黄体ホルモンの分泌を補う目的でも使用されます。

しかし、実はこれが次周期以降の新しい周期の卵胞発育を邪魔してしまうことになっているんです。

通常の排卵では大きく育った卵胞、主席卵胞から1つずつ排卵します。

体外受精を目的としたホルモン補充では小さな卵胞は退縮して体に吸収されますが、中等度サイズの卵胞ではhCG注射によって退縮できなくなり、次周期に持ち越され遺残卵胞になってしまうんです。

このまま遺残卵胞が残ってしまっていると新しい周期の卵胞と一緒にまた育ち始めてしまいます。

そこで問題となるのが、遺残卵胞の方が先に成長し、本来成長すべき卵胞の発育を妨げてしまうことなんです。

この遺残卵胞、E2も分泌するので検査、血液検査上のホルモン数値的には卵胞が十分に成長したと判断されてしまうんです。

けれど、実はそのホルモン値は遺残卵胞のもの。

成長するとはいえ、遺残卵胞からは妊娠に適した卵子を得ることはできないんです。

そのため、遺残卵胞を作ってしまった周期には妊娠することは難しく、それ以降も同じ方法を繰り返した場合には遺残卵胞を作り続ける周期が繰り返されることになってしまうんです。

遺残卵胞はhCGが作り出すものという事は知っておいて下さいね。

過度な刺激法によっては、次周期を乱したり、正常な発育の悪い周期にしてしまいます。

これを修正し、もとの周期に戻すのは本当に大変なことなんです。

例えば、ピルを使用して月経を止め、遺残卵胞を消す方法もありますが、ピルを使用できる卵巣機能があれば、まだいい方なんです。

年齢が高く、卵巣機能が低下している方は、ピルが使用できないケースもあります。

その場合には遺残卵胞のなくなる周期まで、何周期かを見送らなければなりません。

この時間って本当に遠回りになってしまいますよね。

年齢がいけばいくほど質の良い卵子は年に1〜2個とも言われます。

遺残卵胞が残れば残る程、質の良い卵子はできにくくなってくるので、年齢が高い方は特に過度な刺激法による不妊治療はしっかりと考えて納得して受けて欲しいと思います。

参考になれば嬉しいです。


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不妊と筋力不足

不妊と筋力不足



日本で不妊治療をうける女性が増えている原因の1つが筋力不足。

原因不明の不妊は勿論、婦人科疾患も筋力不足、運動不足が続く事で体のバランスを崩した結果とも考えられます。

運動不足による筋力低下は脂肪が多くなり太るとか、皮膚がたるむ、お尻が下がった等の見た目の部分はわかりやすいですよね。

けれど、一番の弊害は血液循環を悪くさせる事なんです。

筋肉は血液を循環させるという大事な働きがあるんです。

体の各臓器に血液を送るには、血液循環がスムーズでなければいけませんよね。

でもこの循環させる為のエネルギーが少ないと身体は生命維持に必要なところ、つまり胃、腸などの重要な臓器へ重点的に血液を送ろうとします。

生命維持には食事から摂る食物、その栄養の吸収のほうが重要なので、そこが働くように血液を送ります。

もとの血液循環量が少なくなればなるほど、消化器へ血液を回すわけですから、卵巣や子宮などの生殖器官への血液は後回しになるわけです。

そうなれば卵巣や子宮は栄養、酸素が不足し、機能は低下…

結果的に冷え性になってしまったり、血流が減ることで妊娠力が低下し不妊につながってしまう恐れも…

筋肉の約7割は下半身にあるといわれています。

下肢筋肉量が高い人は卵巣機能が高いということが研究結果でもわかっています。

特に太ももにある下肢筋肉の大部分は大腿筋が占めているので、卵巣機能を高めるには、太ももを鍛えるのがいちばん早いともいえますね。

なぜ、下肢筋肉と卵巣が関係するかというと、筋肉を十分に鍛えることで成長ホルモンの分泌が高く維持できるためです。

下肢筋肉量の数値が高い人は女性ホルモンの分泌も多く、卵巣機能が高いという研究結果が出ているんです。

女性の身体で最もダメージが受けやすいのが卵巣と言われています。

卵巣は卵子を育てる働きがありますが、血流が不足すると卵巣内の卵子は老化していきます。

もともと年齢とともに卵子は老化していきますが、筋力不足からの血流不足になっていると卵子の老化を加速させてしまうんです。

体質改善、卵質改善の必須項目でもある運動。

筋力をつける事で体の根本改善から妊活を進めてくださいね。


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子宮内膜症について考える

子宮内膜症について考える



不妊治療中の方、妊活中の方で子宮内膜症と診断を受けている方、実は多いんですよね。

現在、子宮内膜症患者の30~50%に不妊が合併するという報告もされており、内膜症と不妊症は強く関連しているんです。

けれど、子宮内膜症はイメージしにくい病気だと思います。

そもそも子宮内膜症とは子宮内膜組織が子宮以外の部位で増殖、発育し機能する疾患です。

その病因は未だ明らかになっていないんですが、月経血の逆流などによる子宮内膜移植説が有力とは言われています。

子宮内膜組織は子宮の内腔の壁を形成している粘膜で、受精卵が着床して発育する場所になります。

月経時にこれが剥がれ落ちて生理血として体外に排出されるんです。

この子宮内膜組織がが本来あるべき子宮内膜以外、子宮筋層内、卵巣・卵管の中や周囲などに紛れ込んで炎症を起こしている状態を子宮内膜症といいます。

では何故、子宮内膜症によって妊娠力が低下してしまうのか。

まず、内膜症の病変の癒着による位置異常によって卵管の可動性が低下、卵管通過障害が起こってしまうこと。

卵巣病変により卵胞発育障害が起こること。

腹腔内病変(炎症反応)による受精卵の発育阻害が起こる。

これらが考えられるんです。

実はこの子宮内膜症、世界的に増加傾向にあると言われいます。

もともと、白人や月経が規則的な未産婦に多いと言われていました。

しかし、生活様式の欧米化や晩婚化、少子化が進んだ現在、年々増加傾向にあると報告されています

この事は晩婚化や少子化などにより一人の女性が経験する月経回数の増加の影響を考えてみるとよくわかります。

一昔前は1人の女性が多い人で10人近く出産していました。

妊娠中、授乳中は生理がないわけですから回数的にはかなりの差になりますよね。

現代女性に内膜症が増えている最も大きな要因は月経回数が増えたことによる影響と考えられます。

よく子宮内膜症の1番の治療は妊娠する事だと言われます。

これは妊娠中に生理がない為に子宮を休める事ができるからです。

よって、子宮内膜症を合併した不妊の場合、子宮内膜症の改善が重要になるとも言えるんです。

中医学的に子宮内膜症や子宮筋腫、生理痛は広く婦人科系の病気を含む病名として「しょうか(しこり)」と呼びます。

これらはいずれも女性ホルモンのアンバランスや血瘀(血流の滞り)が原因の1つになっていると考えられています。

子宮内膜症や筋腫、生理痛の原因は血流障害が一因となっているんです。

子宮内膜症の方は上半身が温かくても下半身、特にお尻周りや内ももは冷えているという方が多い印象です。

下腹やお尻周り、内ももの血流が悪い為に病症を発症しやすかったり、悪化しやすくなる為、下半身のトレーニングやストレッチなどは効果的だと思います。

また、子宮内膜症というのは自分の細胞でありながら、本来あるべき場所にいないという事ですから免疫の狂いも考えられるんです。

ストレス化に置かれた体は常に緊急臨戦体勢の状態です。

生存する事が1番優先されますから、仮に内膜細胞がどこか違う所にあったとしても後回しにして生きる事にエネルギーを注いでいるわけです。

症状によって病院での治療も必要な方もいますが、根本的な部分で言えばご自身の生活習慣、体質を改善していく事が必要なんです。

内膜症の改善だけでなく、体質改善をして行くことで妊娠力の向上、卵子の質を上げていくことを意識してみて下さいね。

参考になれば嬉しいです。


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妊活とスキンシップ

妊活とスキンシップ



妊活とスキンシップの関係って密接ですよ。

妊活をしているとどうしても子作りの意識が強くなってしまい、単純にパートナーに触れる欲求ってなくなってしまう方もいますよね。

特に不妊治療をしているご夫婦ではタイミングを取る機会が減っているです。

今回は少しエネルギーという観点からパートナーに触れる大切さをお伝えしてみようと思います。

女性の身体は生体電気の発生を促す正孔と言われるものを多く持ち、次々に電気を発生させることができると言われ、常に高い電位を維持しているという特徴があるんです。

一方、男性の身体は正孔が少ないことから常に女性に触れることを通じて電気=生命エネルギーを自分に取り込まなければならないという特徴があると言われています。

男性は本来的に生体電気が少なく、女性に触れることによってエネルギーを取り込む生命体と言うことですね。

女性との接触が絶たれることは、すなわちエネルギー的食物が与えられないことを意味します。

その先に待っているのは、生命体としての飢餓。

ゆえに男性の性衝動というものは、女性との接触によって不足の電気を満たしたいという生理的な欲求から起こるものと言えるんですね。

女性の身体は男性よりも高電位状態にあるため、男性がそれに魅力を感じて女性を追いかけるのは生物の本来的な姿なんです。

特に 唇、 髪、うなじ、 乳房、手指、 足、性器の周辺部分は最も電気が豊富な場所ゆえ、男性がそれらの場所に触れたくなるのは、次々に発生する電気を追う本能的な衝動と言えます。

また中医学とも絡めてみると面白いんです。

中医学の基本は陰陽。

陰=マイナス電子、陽=プラス電子と考えるてみます。

そして生命誕生において陰陽が交わる場所は膣。


分解してみると、月、穴、至。

陽が陰をもとめ、「穴を通って陰(月)に至る」場所。

陽の気が入ってくる所で陰の気が満ちた所です。

陰と陽の気が混ざり新たな陰陽が生み出される、これが中医学的な考え。

男性が陰を求めるのも本能なのかもしれませんね。

そして、逆に求めないという時は自分の中での陰陽バランスが崩れている証拠。

習慣の改善によって体質、本質的な部分を見直してみてみるのも必要です。

妊活では子作り意識が強くなりがち、コミュニケーションやスキンシップを大切に、相手に触れるということを意識してみてください。

パートナーとの子供が欲しいって気持ちを再確認する事も大事ですからね。



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