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HOME > 院長のひとり言 > アーカイブ > 妊活: 2016年9月

院長のひとり言 妊活: 2016年9月

コラム 本当は子宮は冷えていない!?

ちまたでは子宮が冷えている。
子宮冷えなんて事が言われていますね。

不妊治療でも子宮を温めるとよいって本を多く見かけます。
確かに冷やさない事は大切です。
でも子宮だけが冷えるって本当?

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そもそも子宮は臓器の1つ。
肝臓や心臓、腎臓などと同じ内臓器の1つですよね。
そのなかで子宮だけが冷えるって事はまずありえません。

それこそ子宮の温度が低ければ体内温度が下がってしまっているわけで、体温自体も34℃とかに冷えていますから。平熱が35℃代の人もいますが、それでも内臓が冷えているわけではありませんからね!!

人は恒温動物といわれ、体温を一定に保つようにできています。

これは生命維持をする為のホメオスタシスと言う機能です。 内臓が冷えていればそこを温めるように体は働きます。

手足が冷たいから内臓自体の温度が下がって冷えているなんて事はありません。

むしろ一箇所を温めれば周りはバランスを取ろうとして、冷えてきたりしますので子宮だけを温めるって考え方はよくないですよ!


よく冷え性は不妊の原因になるのですか?と言う質問がよくききますが。
原因の一端は担うかもしれませんが、冷え性の人が皆、不妊かと言われると違いますよね?


もちろん低体温、冷えの症状があれば、どうしても血行は悪い状態ですから女性ホルモンのバランスも乱れだします。
大事な女性ホルモンや細胞が必要とする栄養も酸素も運搬量は減ってしまいます。


体を冷やす事は確かに健康にも良くないですが、子宮の中まで冷えたり卵巣まで冷えるなんて事はないと思います。


だからといって冷やしていいわけでもないですから冷え対策はして下さい!
血流の改善に運動は効果的。運動をすると血流が良くなり内臓の働きも良くなりますよ。


特に大きな筋肉、腿の筋肉、背中の筋肉、胸の筋肉の量が重要です。
そして妊活でやってほしい筋トレは四股踏みの運動。スクワットができる人はスクワットもオススメ!!


2eaa0cda2f15c4a0008571f1a70a906b.jpgもの筋肉は体の中でも1番大きな筋肉になりますし、内腿は骨盤内に大切な血液を回してくれます。


運動や筋トレは苦手という方も多いと思いますがこれだけは体質改善には必須の運動ですから積極的に取り入れて行ってください!

基礎代謝を上げるのも筋肉量が大切です。


もう1つご自身で気をつけてもらう事。
それはソ径部を締め付けない事です。

これ、意外と重要ですよ!



2015y03m27d_232017687.jpg ソ径部とはいわゆるビキニラインに当たる場所です。
ここを締め付けてしまうと骨盤内に戻る血液が悪くなってしまいます。
スキニーパンツ、パンストや小さめのショーツは避けてもらいたいですね。


当院が行う女性ホルモンバランス療法では全身の鍼治療をしていく事で女性ホルモンのバランスを調整し、瘀血を取り除く事で血流改善をしていきます。

ご自身のトレーニングと一緒に行う事でより良い効果がありますので、気軽にご相談下さいね。

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