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HOME > 院長のひとり言 > アーカイブ > 不妊: 2017年4月
院長のひとり言 不妊: 2017年4月
陰陽バランス(陽気の過剰)とセックスレス
青葉区市ヶ尾の鍼灸院 妊娠しやすい体質への改善、マタニティから産後ケア、女性の健康と美容のライフサポートをする いとう鍼灸院 伊藤です。
妊娠しやすい体への体質改善にはネットや本から知識を入れるだけでは何も変わりません。
知識を得たら必ず実践、行動して質のよい卵を育てていきましょう。
本日のお話は『陽氣の過剰とセックスレス』
肌はスベスベしてますか?
体は柔らかいですか?
ほどよく脂肪がついていますか?
女性は陰に属すると言われています。
セックスレスに悩む女性の多くが細身で筋肉質であったり、我が身が強かったり、バリバリのキャリアウーマンであったり、また育児などのストレスを感じすぎていたりします。
これは陽が強いという事。
本来の女性の働き、陰が乱れていると言えるんです。
陰陽の考え方では男性は天=陽、能動的で積極的な働き、自律神経では交感神経です。
女性は地=陰、受動的で消極的な働きで自律神経では副交感神経です。
男性は交感神経を優位にさせ、緊張し興奮する、そして副交感神経が優位な女性に癒される。
これが男女の陰陽のバランスなのです。
副交感神経が優位な陰タイプの女性は肌は白く柔らかで、スベスベしている事が多く、体も柔らかく、丸みを帯びています。陰を象徴するものが多いんです。
もともと陽が強い男性は女性の柔らかい身体にふれ、安心することで陰を取り込みたいんですね。
陰と陽は互いに引きつけあい、バランスを取ろうとしています。男性と女性が引き付け合うのと同じですね。
同じものばかりが寄り集まるとバランスの悪いいびつなものになるように、陰と陰、陽と陽が重なると偏ったものになってしまいます。
その為、陰同士、陽同士は反発しあう作用があるんです。
陰陽バランスからみたセックスレスの理由の1つとして、男女ともに本来の男性(陽)の役割、女性(陰)の役割が曖昧になってきたということがあるのかもしれません。
オスとメスがいて、交わることで子孫を生む。陰陽の調和です。
心身において異なる身体のしくみや役割を持たせられたのには意味があるんですよ。
もともとの人間の起源を辿って考えてみると、人々の暮らしといえば男性は狩りに出かけ、獲物を捕らえて家族へと持ち帰る。
女性は住みかで食事の支度をしながら男性たちが無事帰るのを待つことが基本にありました。
現代社会においは男女平等と考え、女性も積極的に社会進出しています。それが悪いという事ではありませんが、結果的に女性も交感神経が優位な臨戦状態(陽が強い)になってしまい、陽の気が全面に出てきている状態が続いていると考えられます。
女性の陰中の陽が強くなれば、男性の陽の気と反発してしまい。結果的にお互いを求めなくなると考えられます。
女性が男性を受け入れられないのは陽の気を必要としてないという事ですね。
これが女性からみた陰陽バランスの崩れからくるセックスレスの原因と言えるんです。
そして陰陽が交わる場所は膣。
分解してみると、月、穴、至。
穴を通って陰(月)に至る。
陽の気が入ってくる所です。
陽の気が自分に多ければ外から必要としない。その結果としてセックスレスになっているって頷けますね。
陰陽のバランスを取る為には現状を知る事から。
常にイライラしてませんか?
子育てだけに集中し過ぎていませんか?
仕事に追われ、コミュニケーションをとる時間を疎かにしていませんか?
陽の気が強くなりすぎていませんか?
陰陽バランスを意識してみて下さい。
・陰性のものを食べる、根の物(ごぼう・大根・ニンジン・・・など)
・陰性の場に行く(神社仏閣・図書館・書店・・・など)
・陰性の色を求める(寒色(青)系の服を着る・青系の部屋や布団に入る)
・陰性の行動をする(瞑想・深呼吸をする・人の話を聞く・・・など)
たまには月を見ながらゆっくりお話しをしてみて下さいね。
(ホリスティック鍼灸サロン Wiz) 2017年4月20日 22:46
五味から学ぶ体質改善
青葉区市ヶ尾の鍼灸院 妊娠しやすい体質への改善、マタニティから産後ケア、女性の健康と美容のライフサポートをする いとう鍼灸院 伊藤です。
妊娠しやすい体への体質改善にはネットや本から知識を入れるだけでは何も変わりません。
知識を得たら必ず実践、行動して質のよい卵を育てていきましょう。
本日のお話は『五味から学ぶ体質改善』
妊娠しやすい体作り、体質改善の目的とは?
ずばり、卵子の質の向上です。
体質改善の為には食の改善は必須になります。添加物を避ける、コンビニ食は止める、甘味は取りすぎないなどなどありますが、そもそも体にはその時の状態に合わせて欲しがる味があります。
それを東洋医学には五味と表現します。
肝心脾肺腎の臓にそれぞれ味覚が割り振られいるんです。
体の状態によって求めている味があり、適度に取ると臓腑の不調を治してくれるという考え方になります。
今日は酸っぱい物が食べたいな。スパイスの効いた辛い物が食べたいな。って思いますよね?
これは臓腑の働きが落ちて疲れている為に栄養として欲している味になるんです。
それでは1つずつ見ていきたいと思います。
酸味(肝)ー多汗・寝汗・下痢・頻尿や気の漏れなどを抑えたり、逆にウイルスの入り込む隙を無くす作用をもちます。
苦味(心)ー体の熱をさまし、余分な水分(毒)を排出する作用があります。のぼせ・イライラ・発熱・湿疹・吹き出物・便秘の改善にも役立ちます。
甘味(脾)ー痛みを緩和する、緊張をほぐす、疲れている時に食べると元気が出る(滋養強壮・疲労回復)の作用があるので、疲れたときに摂ると癒されます。
辛味(肺)ー体を温めてくれる為、発汗作用と気血のめぐりを良くする作用があります。体内に滞ったものを外へ排出(排毒)する目的で活用すると良いでしょう。また、冷えや消化不良にも活躍します。
鹹味(腎)ー硬いものを柔らかくする作用、体を潤す作用と利尿作用があります。しこりをやわらかくするのでリンパ節の腫れや痛み、硬いものを柔らかくしてくれるので便秘に良いとも言えますね。
このように五臓に合わせて五味があり、状態に合わせて組み合わせてみて下さい。
しかし、取り過ぎたりすればそれもまた逆効果。
疲れたから甘いものが食べたいと食べ過ぎてしまってはただの依存になり、臓腑の働きを悪くしてしまいますからね。
この関係を相剋関係といいます。
木は土に根を張り縛り、養分を取ります
土は水を塞き止め、澱ませます
水は火の勢いを消します
火の熱は金を溶かします
金は刃物となり木を薙ぎ倒します
過ぎたものは対象になる臓腑を攻撃してしまうんです。
これを五味に当てはめてみると。
酸味ー脾胃(甘)を害し、胃を弱くする。
食べすぎると膵臓・胃を傷めますので「甘味」で加減します。
苦味ー肺皮毛(辛)を害し、風邪を受けやすくなる。食べ過ぎると肺・大腸・鼻を傷めるため風邪にかかりやすくなります。「辛味」で加減します。
甘味ー腎膀胱(鹹)を害し、浮腫みが生じる。食べ過ぎると腎臓・膀胱を傷めるため、毛髪・肌に良くなく、浮腫みの原因となります。「鹹味」で加減します。
辛味ー肝胆(酸)を害し、肝機能を弱める。
食べ過ぎると、気が消耗するので肝臓・胆嚢・目を傷めることにつながります。「酸味」で加減します。
鹹味ー心血(苦)を害し、循環器系の不調が生じる。食べ過ぎると血の粘度があがり、血の流れが滞るので心臓や小腸を傷める傾向にあります。「苦味」で加減します。
例えば甘味には辛味を配合する事でもたれを軽くし、相克の位置の腎(鹹)を傷めないように、少量の塩を配合するといったようにするとバランスがとりやすくなりますよ。
辛味であれば、肝(酸)を傷めないように酸味を配合する。
これを五味調和といって、この調和を考えて食生活を改善していくと五臓六腑のバランスがとれてきますよ。
体質改善は自分の状態の把握から。
自分の体調を考え、五味調和を意識してみて下さい!
(ホリスティック鍼灸サロン Wiz) 2017年4月13日 11:21
2人目不妊と会陰切開の傷痕
妊娠しやすい体質への改善、
マタニティから産後ケア、
女性の健康と美容のライフサポートをする いとう鍼灸院 伊藤です。
「会陰切開」は分娩時に必要とされた場合におこなわれる処置で、会陰部を広くするために切開することを言い、初産の妊婦さんのおよそ7割がこの処置を受けているそうです。
どのような場合におこない、出産後はどのような経緯をたどるのでしょう。
まず、分娩時に会陰部を切開するのはどんな時なのか。
1つ目は出産時に会陰部がどんどん引き延ばされ、もうそれ以上伸びそうになく、このまま分娩を続けると会陰部が裂傷してしまいそうな場合です。
2つ目は年齢的に伸びにくくなっている場合。これは年齢的に会陰部周りの筋肉、皮膚自体の硬さがあげられます。
3つ目は赤ちゃんの頭や肩が大きい場合。
特に3500g以上の赤ちゃんは骨盤底筋群にも負担がかかる為に早めに切る事もあります。
最後は分娩がかなり早い進度で進んでいる、分娩が長引いている。赤ちゃんをしっかり取り上げられるように切るみたいですね。
病院ではこのような場合に会陰切開がおこなわれるのが通常です。
通常の切開の方法は
正中切開
Aの線のように肛門側に切開をします。
正中側切開
Bの線のように7時または5時方向に切開を加える。
側切開
Cの線のように横側に近い場所を切開します。
会陰切開の傷自体で激痛なのは産後1~2日と言われています。多くは1週間後に退院する頃には傷も回復している方がほとんどです。
最近は溶ける糸での縫合も多いそうですが抜糸をしない分、突っ張って痛いのが1ヶ月~長いと3ヶ月も続くそ事もあるようです。
去年のアメリカの産婦人科学会が「経腟分娩時にルーチンの会陰切開を行うことによる短期あるいは長期の利益があるとのエビデンスはない」という発表もしています。
ただ、国によって切り方、人種によって裂け方は違い、アジア系人種では肛門括約筋に及ぶ裂傷のリスクが高いとも言われている点は無視できないと思います。
ではどのような事で2人目不妊の原因になる可能性があるのか。
切開をした人が全て当てはまるわけでもありませんし、切開をする事が悪いとも言えません。
しかし、産後しばらく経っても切開した傷痕がつっぱったり、痛んだり、それが何年も続いているようだと傷痕自体の治りも悪く、周りの組織の状態が悪くしてしまう可能性があるんです。
東洋医学的に会陰はとても重要な部分になります。
まずは漢字からみていきましょう。
「会」は会合する場所を指します。
「陰」は陰陽の陰を指し、生殖器と肛門のことです。
この経穴は前後2つの陰経の間にあり、任脈、督脈、衝脈の三脈の交わるところにあります。
これらの経絡は胞宮(卵巣・子宮)から始まり、会陰を通っていく経絡です。
妊娠に大切になる経絡が交わる所である会陰の状態は直接、卵巣・子宮の状態にも関わってくると言えるんです。
その為に会陰部で氣が滞ってしまったりしていると胞宮へのエネルギーが行きにくく、質のよい卵子が育ちにくくなったり、着床がしにくくなると考えられます。
産後も長らく会陰部の傷の痛みや突っ張りを感じていると傷痕自体だけでなく、経絡の流れにも影響が出ているということですね。
傷の影響はこちらでも詳しく説明してます
2人目不妊と帝王切開、古典に学ぶ妊娠
そして、傷痕自体の突っ張りや治りの悪さには免疫の働きも関係しています。
傷痕の治りの状態が遅かったりする人は免疫力が低下しているサインかもしれません。
免疫力の低下と経絡異常によって妊娠に必要な経絡にエネルギーが行き渡りにくくなっている可能性が考えられます。
性行為の際に傷が痛む、突っ張るなどの違和感を感じる方は注意が必要かもしれません。
会陰部の傷痕の突っ張りを出さない為に気をつけおきたいこと。
甘いものにはご用心!!
適度な甘味はよいのですが、過剰摂取は脾と腎を傷めます。(甘味脾入)
現代人は甘味を取り過ぎの傾向にあるので控えるのは必須かもしれません。
脾が正常に機能しないと肌肉(皮膚)が萎縮していまいます。その為に突っ張りが出やすくなっていると考えられます。
腎が弱るとエネルギー不足で傷の治りも悪くなるでしょう。
ご自身のセルフケアでは骨盤底筋体操や会陰マッサージも効果的と言えますので是非行って下さいね!
細かな方法はまた別の機会にお話します。
(ホリスティック鍼灸サロン Wiz) 2017年4月 7日 10:03
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