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HOME > 院長のひとり言 > 妊活を中医学的視点から考える〜甘いものを食べたくなるのは何故か〜
院長のひとり言
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妊活を中医学的視点から考える〜甘いものを食べたくなるのは何故か〜
妊活をしている方には甘い物は控えるようにおススメする事が多いです。
甘いものは体温を下げる働きがあるので、摂りすぎに注意して欲しいからです。
特に現代では甘いものの誘惑が多いですし、食べたくなるし、注意してても食べているので気をつけてもらうって事です。
では何故、甘い物が欲しくなるのでしょうか。
そこを中医学的な視点からお伝えしますね。
脳内シュミレーションが好きな人、頭脳労働をしている人、頭を使いすぎた後。
また、常に緊張している環境にいる人、身体に力が入って肩の力を抜けない人。
特にこんな人は甘いものを欲っする傾向がありますね。
妊活をしていると不妊治療や妊活の事で頭がいっぱいになってしまったり、周囲からのプレッシャーもかかる為、ストレスがかかり、「胃」が乱れてしまっているから、それを整えるために体は甘みを欲すると考えられるわけです。
また、「胃」と表裏関係にある「脾」は感情として「思う」を司ります。
相手を思いやったりすると言う事もありますが、どちらかとういう行動を起こす為の「思考」の「思」ですね。
頭を使う、思考するという事は脾を消耗するので、それを補う為にと甘いものを欲しくなるというのは五行で見ると確かに理にかなっているわけです。
甘いもの食べるとリラックスしたり、幸せを感じますよね。
甘いものは体を冷やす、陰を冷やす食べ物だから陰の持つ「リラックス、鎮静」が働くとも考えられるんです。
現代はストレス社会とも言われるように頭がパンパンになってるからこそ甘いものを欲しているのかもしれませんね。
で、この脾を整える為に必要なのが肝の働き。
肝を整えるには運動が一番なんです。
肝は筋を司ると言われているので毎日しっかりと体を動かしてあげることが肝が元気になる養生です。
体質改善の3本柱である運動は肝、食事は脾胃が関係していますから、運動習慣から整えていけると効率よくなりますね。
また、肝は全身の筋肉と関係がある他に気の流れを司っています。
気が全身をぐるぐる巡っていればいいんですが頭にばかり多くの気が流れると気帯や気逆という気の流れが悪い状態になるんです。
身体を動かして、しっかりと気を流してあげて下さいね。
元気な肝で胃、思考を制御すると頭ばかり使わないで済む考えすぎたり、クヨクヨ悩まなくなりますよ。
勿論、思考が整うので甘味を取り過ぎる必要もなくなりますよ。
おすすめの運動ですが、ウォーキング程度じゃ頭を使いながら、考え事をしながらできてしまいますから、少し負荷の強いジョギングや早歩きをインターバル走でやってみるといいですよ。
ただ、疲労が溜まっている人は逆効果になる事もあるので、そこは加減して下さいね。
是非参考にしてみてもらえると嬉しいです。
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(ホリスティック鍼灸サロン Wiz) 2017年12月 9日 09:12