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HOME > 院長のひとり言 > 妊活を中医学的視点から考える〜陰の気で気持ちをリセット〜
院長のひとり言
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妊活を中医学的視点から考える〜陰の気で気持ちをリセット〜
妊活をしていて考え過ぎてしまう瞬間っていくつもありますよね。
リセットが来た時、検査結果を聞いた時、周囲の妊娠を聞いた時。
で、「何も考えないようにしよう」、「ネガティブ思考を辞めよう」、そう思っても難しい目をつむって寝ようとしても考えてしまう。
しかも考える内容は大体自分を責める事であったり、相手を嫉妬する事であったり、将来の不安だったりするから余計にしんどいし、涙も出てきてしまう。
こんな時、身体で何が起きているのか、中医学的視点からお伝えしてみようと思ういます。
ゴチャゴチャに色々と考えるって陽の乱れとも考えられるんです。
睡眠を中医学的に考えてみると、
起きている時間、活動するときは活動のエネルギー、陽の気が頭、体、精神を働かせています。
休む時は陰の気、これが頭と体、精神を休ませます。
ところが、色々と考えてしまうって事は陽の気が頭に残って働き続いているという事。
陰の気が欲しいのに陽の気が居座ってしまっているので寝なきゃいけないのに考えちゃう。
それは、身体のシステム上、仕方ないんですよね。
だって陽気は動かすためのエネルギーですから頭にそれがあると、そりゃ頭は働くんですよね。
なので、この気を下に降ろしてあげたい。
また、考えてしまうにしても自分を苦しめる考えじゃなくて、出来れば別のことや、ポジティブな思考に陽の気をコントロールしてあげたいですよね。
落ち込んだ気持ちのままだと体は十分な休息はとれませんからね。
陰の気っていうとなんだかネガティブなイメージがあるかもしれませんが、陰と陽は相互に影響し合って働いています。
だからどっちも必要な気ですし、どちらが乱れてしまっても影響を受けてしまうんです。
陰と陽は単純に性質の違いを表していて、どちらがいいというものではありません。
大切なのはバランスです。
陽の気が強すぎる場合は強い人は明るく爽やかで積極的な印象を受けますが、深みがなくなってしまったり。
陰の気が強すぎる場合は控えめでおしとやか、女性らしい印象を受けますが、実は神経質で「病は気から」の状態となりがちになってしまいます。
どちらにも偏らず真ん中にいること、これを中医学では「中庸(ちゅうよう)」といいます。
この「中庸」こそが、妊活を進めていく上で重要になるための気のバランスです。
では頭がグチャグチャの陽の気が乱れている時、陰の気を上げ、陽の気を下げる為には何をしていけばいいのか。
深呼吸です。
息を吐き出してあげることで外へ向かう陽の性質も整います。
陽は緊張や興奮を司るので落ち着かせてあげることが大事。
交感神経が優位な人って呼吸が浅い傾向にあります。
せっかちになっていたり、すぐに結果を求めようとしたり。
これって妊活をするのにも邪魔な感情だったりしてしまいます。
しっかり深呼吸をして心を落ち着かせると陰の気が回ってきますよ。
参考にしてもらえると嬉しいです。
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(ホリスティック鍼灸サロン Wiz) 2018年1月14日 20:04