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院長のひとり言
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卵管の癒着、放置していても大丈夫?
不妊症のわかる原因の1つとして卵管の癒着があります。
卵巣から排卵された卵子は卵管へ自然に入るのではなく、卵管采という卵管先端にある部位が動いてキャッチすることで卵管内に取り込まれます。
そのため、卵管が癒着していると卵管采は動くことができず、卵子が取り込めなくなります。
これをピックアップ障害といいます。
卵管周囲癒着は発見されにくい不妊症原因の1つです。
実際に卵管周囲の癒着って自然妊娠が難しいだけで、体にその他に影響はないとも言われているんです。
子宮内膜症や子宮筋腫、腹膜炎、感染症などによる骨盤腹膜炎、もしくは過去に受けた開腹手術、帝王切開などが原因となり癒着につながっていきます。
卵管周囲癒着は卵管閉塞と併せて発症しているケースが多いんですが、腹腔鏡下、子宮鏡下で行われるFTカテーテル法が一般的に治療法として選択されます。
とは言え、再癒着する事が非常に多く、根本解決にはならないんです。
もし、卵管が通っていない可能性があるなら、色々と検査をしたり、手術を受けるよりも、体外受精を選択した方が体の負担は少なくてすみます。
妊活や不妊治療をしていて体外受精をやると決めたなら、2回目以降の卵管の検査は必要ないですからね。
また、1人目が帝王切開だから癒着しやすいという事も聞きますが、必ず癒着するわけではないんす。
体質をしっかり進め、体を整えるのが第1優先順位ですが、それでも問題があるならステップアップを踏むのではなく体外受精に進むのも選択になりますよ。
参考になれば嬉しいです。
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(ホリスティック鍼灸サロン Wiz) 2018年6月18日 21:05