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HOME > 院長のひとり言 > 人工授精をする理由、わかって受けてますか?〜適応外の人工授精では妊娠できません〜
院長のひとり言
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人工授精をする理由、わかって受けてますか?〜適応外の人工授精では妊娠できません〜
不妊治療のステップアップの一環としてよく用いられている人工授精。
あなたは何回受けてますか?
1回?3回?5回?それ以上?
もし、あなたが3回以上同じ病院で人工授精を受けていたり、年齢も若いからとタイミングと人工授精で様子を見ましょうと進められているなら、すっぱりと病院を変えて下さい。
どんなに良いドクターだと思っても、病院の雰囲気がよいとか、口コミが良いとか、看護師さんが親切とか一切関係ありません。
変えましょう。
そこまで言い切る理由。
本来、人工授精は必要な人しか適応ではないから。
適応でないのに受けている人が本当に多いから。
人工授精の適応をしっかりと知って下さい。
適応でもないのに人工授精を何回やっても妊娠はできませんよ?
ステップアップの1つだし、必ず人工授精は必要だと思っている人がいるなら、すぐに正しい不妊治療の知識を持って下さい。
そもそもAIHの1周期あたりの妊娠率は5〜10%と高くはないんです。
人工授精の利点は低侵襲、低コストであることであり、あくまで体外受精の前段階の治療でしかないんです。
性交障害やヒューナーテストで頸管粘液不適合症例などに限れば治療効果が期待できかもしれません。
とは言え、適応、方法、成績は各病院でかなり差があり、まだ若いからと漫然と人工授精を繰り返していては無駄な時間を過ごすだけになってしまっています。
本来、病院での治療であれば、ステップアップにこだわらない適切な治療を提示する必要があるはずです。
例えば、インフルエンザにかかったら、即タミフルやリレンザを処方されますよね。
熱があるから解熱剤、鼻がでてるから漢方なんて処方はしないはずです。
しかし、不妊治療では若いから金額のかかる体外受精より、まずは人工授精で様子をみましょうとなってしまう事も多いんです。
また、人工授精を受けるとしても、間でタイミングをとるしにろ、卵の質が悪くて妊娠に至らないと言う事は通常でも20~30%程度は起こります。
体質改善をしていない状態では、女性の年齢が35歳を超えるあたりから卵の質が悪くなる人が多くなります。
卵の質が良いか悪いかは超音波で見ても、AMHやFSHなどのホルモンを測っても分かりません。
もし、妊娠しても流産に終われば卵の質が良くなかったという事になってしまいます。
健康な赤ちゃんが産まれてきて初めて良好な卵であったと言えるんです。
あなたの目標は妊娠反応プラスにする事ですか?
それとも健康な赤ちゃんを産んで育てる事ですか?
卵の質を上げる為には体質改善、卵質改善しかありません。
いくら人工授精を繰り返しても、ホルモン剤で数字を揃えてもそれはその場しのぎでしかありませんし、結果は伴いません。
本質を見抜く目を養って下さい。
本質って当たり前の事、何気ないところにあるものです。
ネット上に溢れてる情報に惑わされない、病院に丸投げしない、人の妊活を真似しない。
あなたに必要な妊活、必要な体質改善を考えてみて下さいね。
気づきがあり、行動のきっかけになってもらえると嬉しいです。
(ホリスティック鍼灸サロン Wiz) 2018年10月31日 14:13
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