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HOME > 院長のひとり言 > 肝臓を酷使していると妊娠できない?
院長のひとり言
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肝臓を酷使していると妊娠できない?
突然ですが、普段から肝臓を酷使していませんか?
これは何もお酒だけに限ったことではありません。
不妊治療をされている方の多くがホルモン補充療法も同時にされていますよね。
当院に来院されている方は講座内でホルモン療法のメリット、デメリットをしっかりわかった上で治療を並行して受けられていますが、一般の方は知らない事が多いように感じます。
不妊治療=ホルモン治療が当たり前と思っていませんか?
今回は肝機能との関連からお伝えしたいと思います。
まずは基本的な肝臓のはたらきは大きく分けると3つあるんです。
消化液である胆汁を作る
栄養素を溜めたり、変化させたりする
体にとって毒となるものを中和する
ではホルモン剤が排泄されるまでの流れはどうなっているのか、ホルモン剤はどのようにして効いてくるのか。
吸収→分布→代謝→排泄、この流れになるんです。
吸収は主に小腸から吸収されて血中へと入っていきます。
血中に入ったら体内を移動して作用させたい部位に辿り着く、これが分布です。
そして役目を終えたホルモン剤の成分は肝臓で体外へ排出されやすいように分解されます。
最後は腎臓でろ過され尿と一緒に排泄されます。
デトックスをする習慣をつける事で肝臓と腎臓を養生する事が大切なんですよ。
だって、ホルモン剤って体にとってみたら普段はありえない、必要以上に入ってきたある意味異物になるわけですよね。
しかも、ホルモンは長期間は体内に長くとどめておくことはできないものなんです。
長期的にホルモンの分泌が続けばが、それ自体で体の不調が出てきます。
例えば、エストラーナテープ、ルトラール、クロミッドでは肝機能異常。
デュファストンでは肝機能検査異常。
ソフィアは肝障害。
などの報告も上がっています。
不妊治療が長期に渡っていたり、ストレス過多などで肝臓機能が低下してしまうと排毒・循環・免疫力も低下してしまいます。
だから、肝臓では解毒して速やかに排泄しやすいように処理する、デトックスする必要があるんです。
解毒機能が低下すると子宮に体内毒素を溜め込みやすくなるとも言われれる事もありますよね。
肝機能の低下は脂質の代謝異常も引き起こし、血液が汚れたり、血液循環が悪くなってしまい、卵巣への血流も低下してエネルギー不足になってしまいます。
免疫力が低下してしまえば、慢性炎症を誘発するので子宮・卵巣が炎症を起こしやすくなります。
また、肝臓はホルモンや細胞膜の原料となるコレステロールの生産をしています。
肝機能が低下して、質の悪いコレステロールしか作れなくなると、女性ホルモンの分泌異常が起こってしまい、結果的には卵子自体の質も低下してしまいます。
肝臓は様々な仕事を黙々とこなす臓器です。
少しの事の積み重ねだと気にせずに負担をかけ過ぎていませんか?
不妊治療でホルモン補充が当たり前だと思っていませんか?
病院に言われるまま受けるのではなく、本当にメリット、デメリットを理解する為に妊娠のプロセスをしっかりと学んでいきましょうね。
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(ホリスティック鍼灸サロン Wiz) 2021年7月15日 14:01