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院長のひとり言
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肝臓と美肌
栄養素の大部分は小腸で吸収され血管に入り、血液によって肝臓に運ばれます。そこで必要なものは体に取り込まれ、不要なものは排出されます。肝臓は約1.3Kgあり、沈黙の臓器と言われるほど不調は重症化するまで症状として現れにくいことで有名です。
赤ちゃんの時は右に重心がありますが、こんだけ重い臓器があれば右に寄りますよね。
私 たちは食事や呼吸をする事で少なからず有害物質や添加物などの不要物が体内に入り込みます。特に現代食は添加物だらけですから、肝臓がこれらを代謝・分解 をして無害化するのに休む間もなく必死に働いています。ただ肝臓で分解しきれないものは、さらに血流に乗り腎臓で仕分けし、できるだけ再利用しています。 また最終的な不要物は便として体外に排出します。普段から解毒の為に黙々と働いている肝臓ですから、添加物の多い食品などを食べ続けたりアルコールを摂り すぎると肝臓はそれを分解するために過剰に働かなければならなくなるのです。アルコールの分解は5時間ほどかかる為に寝る前にお酒を飲むと肝臓の休息時間を削ってしまいます。
黙々と働く肝臓は負担を強いられても頑張って働き続けます。
肝臓の働きが悪く代謝しきれないと血流に有害物質がまわってしまい、肌荒れの原因になることがあります。さらに血色が悪くなり透明肌とは程遠くなるので、美肌を目指す方にとって、内臓の問題は大いに気を配る必要があります。
肝臓は栄養の貯蔵庫でもあり、働きが悪いと摂った食べ物の栄養素が貯蔵できないため体に行き渡らず、これがお肌に必要なビタミンB不足などに繋がり、肌荒れを引き起こすことも。肌のためのサプリやお薬などは、肝臓の機能を助ける役割を果たすものが多く、そうした面からも肝臓がお肌と密接な関係であることがわかりますね。
肝 臓はとても大切な臓器なので、普段からいたわらなければいけません。そのために、バランスの取れた食事や、適度な運動が重要になってきます。最近は、添加 物をできる限り控えた食品も増えていますから、身体に負担をかけない食品をきちんと選べるようにしましょう。肝臓によいと言われるビタミンB群なども意識し、食事やサプリメントから積極的に摂ることもオススメします。
東洋医学的に診た場合、右の肋骨を触って嫌な感じ、またはつねってピリピリした感じの方は肝虚といって肝が疲れて機能が低下している状態。
こんな人は右の「大敦」と言うツボを押してみましょう!大敦4つの箇所があるので一番気持ちいい所を探しましょう!
右の肋骨下を押して痛い人は肝実といって機能が亢進している状態!そのままだと疲労がたまっていきます!
そんな人は「中封」と言うツボがお勧め!
両方とも家にある綿棒で優しく押してみて下さい!!
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(ホリスティック鍼灸サロン Wiz) 2014年9月22日 14:43
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表情筋と内臓
みなさんは顔ってどうやってできてきているかって考えた事がありますか?
そんなん考えないよって人のほうが大半ですよね。
僕もこの仕事をしてなければ考えたりしませんから。
顔の表情や情緒を表したりする為に大切な筋肉が表情筋です。
表情筋とは57種類あると言われ、筋膜を持ちません。
その機能は大きく2つに分ける事ができます。
一つは支える機能。
皮膚は筋肉によって支えられている為、その筋肉が衰えると皮膚の重みを支える事ができず、たるみやシワなどのトラブルが発生します。
そしてもう一つが血行促進機能。
皮膚は血液の中の栄養素、酸素を細胞が取り込む事で、新しい細胞を生みます。これがターンオーバーですね。
血行が悪くなると毛細血管の隅々まで血液が渡らなくなります。
血行促進により細胞が健康になる事で、ターンオーバーが正常になり、 シミ、くすみなどのトラブルを早く排出できるようになります。
表情筋の筋力の低下は直接お顔の悩みとして反映されます。
お顔の血流促進、筋力低下=老化をさせない事が大切なんです。
そしてこの表情筋、系統発生学では魚のエラの部分(内臓筋)から発生し、内臓から頭部まで伸びてきて顔の前面をおおい表情筋になったと言われています。
顔は体の中で最も情緒を表す部分で体の病理、心理を的確に反映させます。
顔が内臓を映す鏡と言われる所以ですね。
本当のスキンケアは真皮層のケア、言い換えれば内臓のケアという事になります。
内臓を労わる為に生活習慣、食習慣を見直して今日からエイジングケアしてみて下さい。
きっと生き生きとした肌になりますよ。
(ホリスティック鍼灸サロン Wiz) 2014年9月16日 15:49
便秘と美肌
どうして便秘になると肌荒れやニキビ、吹き出物ができてしまうのか。まずは腸の働きから説明したいと思います。
消化管とは食道、胃、十二指腸、小腸、大腸の順になっています。胃で消化された食物は小腸で栄養のほとんどを吸収し、大腸で水と一部のビタミンを吸収しています。栄養素を吸収する腸が不調になってくると必要な栄養が全身に行き渡らず皮膚の健康が損なわれ肌が荒れてきます。
ですから極端な便秘になると体外に排泄しようとしていた毒物が腸内にとどまってしまい、本来の腸内環境を乱し善玉菌が減少、悪玉菌が繁殖します。悪玉菌の産 生したガスは血中に吸収され、また肝臓に負担をかけた結果、にきびや湿疹、吹き出物などの皮膚トラブルとして有害なものを体外に排泄しようとします。
さ らに小腸→大腸と繋がっていますが、下に行けば行くほど正常な腸内細菌の数は増えます。また、大腸の始まりから出口へと行く長い間に、水分は徐々に吸収さ れていきます。つまり、出口に近い部分の大腸にある便が長くとどまってしまうほど、さらに便からの水分吸収が多くなるので、硬く排出しにくい便いなってし まい便秘も助長されてしまうのです。
便秘とは何日も出ないという事だけではありません。一般的に何らかの原因(食物繊維の不足、消化の良い食物ばかり食べる、運動不足、ストレス、水分を摂らないなど)で腸の動きが悪く不安定になり、老廃物が遅滞している状態です。この結果、肥満やむくみにもつながります。
悪玉菌が繁殖すると元々いた善玉菌で生態系を成している腸内細菌叢を奪ってしまいます。そうなると皮膚が敏感になったり、免疫系への影響もあり、アレルギー体質のきっかけとなってしまうとも言われています。
免疫の70%は腸内にあると言われ、腸内環境が悪化する事で様々な影響が出てきてしまいます。肌荒れやニキビ、吹き出物はこの前兆と言えますね。
さ らに悪玉菌は停滞していると有害なガスを出し、血流にのりその血液は肝臓にいってしまいます。肝臓は解毒といって老廃物をろ過する役割も担っている為、取 り除けなくなった老廃物が停滞してくると肌から体外に排泄しようとしてニキビや肌荒れとなってきます。また肝臓に負担をかけるので肝臓に貯蔵されるべき栄 養素が足りなくなる可能性もあります。
悪玉菌が増える事は美肌を作るうえでマイナスです。しかしこの悪玉菌。実はいないといないで困るんです。悪玉!なんて名前があるから敬遠されますが、本来食べ物を腐敗させて体外に排泄する為になくてはならない菌なんです。
何事もバランスが大切。バランスのとれた食事をとり便秘を防いだり、毒物を食さないなどの工夫をして人より一歩進んだあなたのキレイを目指しましょう。
(ホリスティック鍼灸サロン Wiz) 2014年9月11日 21:40