院長のひとり言

病院選びのポイントについて その1

不妊治療を始めるのに大切な病院選び。

当サロンに通われている患者さんからお話を伺うと「通いやすさ」を理由にクリニック選びをされていた方が少なくありません。

自宅から近い、会社から近い、待ち時間が少ない、などです。

通院ストレスを極力減らして不妊治療を行う事は中医学的な観点から見ても非常に重要です。

しかし、上記理由で選んだクリニックの技術や方針によっては、なかなか妊娠に結びつかず、結果的にはそれ以上に大きなストレスが蓄積されていくことになってしまいます。


ストレスから開放される一番の答えは当然ながら「妊娠」する事ですよね。

そこで、今回はよく相談を受ける病院での刺激か低刺激かをお話していこうと思います。


結論から言えばらバンバン刺激を入れていく(ホルモン剤を大量に使用する)病院はあまりオススメできません。


では何故、刺激法によって卵を増やすのがオススメできないのか。

ホルモン補充などの刺激によって卵子が数個〜人によっては10個以上採れる方もいるようです。

一見すると低刺激より高刺激の方が効率がいいような気がするのですが、複数採れた卵子は質が良くない場合がおおいのです。

刺激系ではホルモン剤によって卵子の数を不必要に増やしていくのですが、例えば1つの卵のエネルギーを10としましょう。

10のエネルギーを10個の卵子に分配するわけですがら1つ1つの卵子のエネルギーは低いものになってしまいますね。

1つの卵子のエネルギーでも妊娠しにくいのにそれを分散してしまえば受精しにくくて当然です。

少ない卵でも質が良ければ胚盤胞まで培養できますし、数が採れても中々、胚盤胞まで到達しない場合もあります。

もう理由の1つとして体外受精の技術(培養土のレベル)が低い可能性があります。
卵を多く取らないと1つ1つを、受精させる事ができないからです。


この事からも低刺激系の病院を探すとよいと言うことになりますよね。

自然界でも人工的に刺激して妊娠する事はありえないですよね?

低刺激で妊娠できる方は勿論、刺激しても妊娠できるんです。

ではどちらが卵の質は良いのでしょうか。
自ずと答えはでますよね。

低刺激系で結果がでないからといって刺激系で結果が出ると言うわけではありません。

低刺激で結果がでないのであれば、卵子の質を上げる努力をして下さい。

不妊治療は凄くお金がかかります。
しかし、早く妊娠を望むのであれば回り道にみえますが、低刺激系を導入、もしくは推奨している所を選んで下さい。

参考にしてみて下さいね。

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