院長のひとり言

BMIと妊娠力

妊娠を望むなら健康な体作りが必要でよね。

当たり前でしょ?って思った方もいると思いますが、それがなかなかできていない方が多かったりするんです。

今回はBMIを元にお話していきたいと思います。

BMIの話の前に、実は痩せ過ぎや太りすぎの人は排卵障害が起こりやすくなるって知ってましたか?

一般的に痩せ過ぎの人は神経質になりやすい傾向もあり、ストレスにより排卵に大きな影響を与える場合があるんですよ。


女性なら一度はモデルさんのようなスリムなスタイルに憧れて、ダイエットをした経験があるのではないでしょうか。

ダイエットは女性の永遠の課題なんて言われる事もありますが、短期間でのダイエット、特に10kg以上の体重が減ったことがある場合には注意が必要なんです。

痩せ過ぎの状態が続くと体にさまざまな症状が出てくることがあります。

ホルモンバランスの乱れだけでなく、卵巣が硬くなることが原因で無排卵・無月経を引き起こしているなんて事もあるので注意が必要ですよ。

これは動物としての本能的部分とも言えるかもしれませんね。

急激な体の変化では脳の視床下部が、今、妊娠したら生命が危険と判断してしまい、卵巣の機能を低下させて排卵させないようにするんです。

過去にダイエットをした経験があり、それ以来生理不順になったり、生理痛がひどくなったという場合は気をつけてくださいね。

妊娠を望むなら、過激なダイエットはくれぐれも控えてください。

また太りすぎの人もホルモンバランスを崩しやすく、婦人科系のトラブルを引き起こしやすくなってしまいます。

妊娠中にも「妊娠高血圧症候群」や「妊娠糖尿病」などと深い関わりがあるので特に注意が必要です。

では理想的体型を目指す指標の1つとなるのがBMI。

BMIの算出の仕方は、
体重(kg)÷身長(m)×身長(m)

勿論、これだけではないのですが、妊娠率が高いのが22%というのも臨床上わかっているんですよ。

しかし、ただ増量や減量をすればいいわけではありません。

筋肉量を増やす事が重要なんです。
脂肪を減らして筋肉を増やしましょう。、

例えば同じ1㎏であっても、バター(脂肪)の1㎏と筋肉の1㎏では体積が違いますから見た目も変わりますよね。

痩せている人はしっかり筋肉で体重を増やしましょう。

太っている人は脂肪を減らして筋肉量は増やさなくてはいけませんよ。

是非、健康的で理想的な体作りを目指して妊娠力をつけて言ってくださいね。

参考にしてもらえると嬉しいです。


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