院長のひとり言

流産後の排卵反応について

自然妊娠、体外受精に関わらず、着床後すぐに流産してしまった場合、生理から1週間で排卵チェッカーを使用すると薄く反応する事があります。

通常は殆どないのですが、生理1週間でLHサージがおこり、排卵する事は実際に有り得るんです。

特に1回着床したが、すぐに流れてしまった場合、
また1人目を出産後に乱れたりする場合、
2人目不妊にもこのパターンが多かったりします。

着床したがすぐに流れてしまった為に体が早めに通常の生理周期に戻そうとする反応と言えます。

この事から排卵チェッカーが早めに反応したと考えられるんです。

そして、この元に戻そうとする反応が強すぎた場合はリバウンドとなってしまい、その後に一気に生理が乱れる事もあったりするんです。

また、不妊治療中にHCGを打っていて流産が早かった場合、その影響は2週間は残っています。

例えば着床から10日ぐらいで流れて生理が来てしまった場合、HCGが体内に残っていて反応してしまっている事もありえます。

これらの場合、病院でホルモン剤によるリクルートによって生理を整えるのも有りだと思いますよ。

リクルートとはホルモン剤によって乱れた生理を元に戻す事です。

普段はあまりホルモン剤などはオススメしませんが、リクルートは1度やれば大丈夫なので選択肢の1つになります。

女性の体は非常にデリケートであり、種々の要因で生理周期は乱れて来ます。

不妊治療を病院で受ける受けないに関わらず、体質改善はシッカリとやっていきましょう。





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