院長のひとり言

経血量と妊娠の関係

経血量が少ないと妊娠に影響するのか。

まとまった量が1日、あとは少ない量がダラダラと3日位で終わってしまう。

これって何か問題があるの?

気になりますよね。

けれど、経血量と妊娠は直接的な関係はありませんよ。

そもそも経血は子宮の内膜が剥がれ落ちたものですね。

その為、内膜が育ってないから少ないのか、内膜が綺麗に剥がれ落ちてないから少ないのかにもよってしまうので実は正確な事は分からないんです。

妊娠は受精、分割、着床とそれ以外の要因も含んでいますから、経血量によって妊娠しにくいとかはあまりないんです。

勿論、極端に少ないとなると対処も必要かもしれませんし、対処法としては子宮鏡、D&C(拡張術と掻爬術)の処置も効果的と言えますよ。

体外受精を行う場合は事前にやったりする事が多いです。


中医学からみてみると、経血量の異常は主に体内の気(エネルギー)、血が不足したり、巡りが悪くなったりすることで起こると考えます。

また、月経と関係の深い腎や肝の機能低下が原因となることもあります。

経血量によって体のどこに不具合が起こりやすいのかを考えるんです。

ご自身では体質改善によって経血量の改善をする事はできますよ。

経血量の異常がある人では、経血量の変化が子宮環境、卵巣環境が良くなったという目安にはなるかもしれませんね。

ただ、量にあまりこだわりすぎないで下さいね。

あくまでも体全体を整えていく事が大切です。

参考にしてもらえると嬉しいです。





iPhoneから送信


カテゴリ

アーカイブ 全て見る
HOMEへ