院長のひとり言

抗精子抗体と言われたら

抗精子抗体と言われたら



不妊治療を受けている方で抗精子抗体と言われて落ち込んだ方も多いんではないでしょうか。

フーナーテストが不良だった場合にまず疑われてしまうのが抗精子抗体ですよね。

抗精子抗体として知られているのは、抗体に触れた精子の動きを封じるもの(精子不動化抗体)や凝集させるもの(精子凝集抗体)などがありますよね。

一般的には抗精子抗体がある割合って13%ぐらいと言われていますが、本当に抗精子抗体である場合ってもっと低いとも言われているんですけどね。

それなのに検査で不良となり、抗精子抗体の診断を受ける方が本当に多い。

フーナーテストもドクターによってはエビデンスが不明確として取り入れてない方もいらっしゃいますよ。

だってこのフーナーテストの反応って体調次第で変わってしまうものなんです。

体調次第で変わるって事は落ち込む事ないですよね。

で、このフーナーテスト不良の後に行われる、抗精子抗体の検査はどうやってやっているのか。

女性の血液を採取し、その血清中に正常精子を入れて、精子の運動率が低下するかどうかを調べます。

低下が起こる場合、すなわち陽性の場合には、対象実験のための血清に比べて運動率の低下が50%になるようにコントロールするには、女性の血清を何倍に希釈する必要があるかで抗体の強さを評価するんです。

けれど、そもそも自然な状態では精子はここまで高濃度の血清にはさらされませんからね。

実は抗精子抗体ってアレルギー反応のような物で、体質改善によってが変えることができるんですよ。

もし、テストで反応が出たら体質改善が必須だと思って下さい。

体質改善を行う事でアレルギー反応、つまり抗精子抗体の状態を変えていって欲しいんです。

現状を知る為にテストを受けるのはいいと思います。

結果が悪ければ体質改善をやってまた検査してみて下さい。

変化がみられると思いますよ。

参考にしてもらえると嬉しいです。


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