不妊治療を始めてまず最初に使う薬がクロミッドという方も多いんじゃないでしょうか。
同じ作用のセロフェン、クロミッドより作用が弱いセキソビットを服用する場合もありますね。
そもそもクロミッドは自力では十分なサイズまで卵胞が育ちにくい人や、周期によって卵胞が育ったり育たなかったりと不安定な人に処方されることが多い排卵誘発剤です。
クロミッドの特徴は「抗エストロゲン作用」にあります。
クロミッドによる抗エストロゲン作用は脳だけでなく、子宮内膜や子宮頚管のエストロゲン受容体の働きも阻害してしまいます。
頚管粘液の分泌や子宮内膜の増殖はエストロゲンによって起こります。
そのため、クロミッドで頚管粘液が少なくなる、子宮内膜が薄くなるという副作用もみられることは知っておいて下さいね。
ただ、子宮内膜が薄くても着床できますし、着床すると厚くなるとも言われるので目的が何かを明確にしておかなくてはなりませんね。
しかし、薬ですから副作用がなければ主作用もほとんどないとも言えるかもしれません。
副作用が全くない、あるいは副作用が強すぎるって事は体に合っていません。
そこはしっかりとドクターと相談してみてくださいね。
ご自身で考えて行かなくてはいけない事は、何故、排卵しなくなっているのか、卵が育ちにくいのかの根本的な原因。
直接の原因って今までの生活習慣の中にあると考えられますよ。
実際に30代後半になってくると卵子の質は落ちてくると一般的に言われています。
その中で受精に至るだけの質のものは年に1つか2つと言う方も増えてくるんです。
そこを薬で卵巣を無理に育てようとしたり、排卵を促すだけではやはり受精まで行きつかない事も。
あくまで薬でコントロールしていくのでなく、体質改善によって体をリセットしていくことが大切になります。
体質改善でまず意識してもらう事は不要な物を入れないって事なんです。
薬を全否定というわけではないですし、体外受精時のホルモン補充は必要な処置になります。
しかし、薬に頼ってばかりで、薬でコントロールしていてはその場での対処療法でしかなくなってしまいますからね。
是非、生活を見直す事を考えてくださいね。
毎回お伝えしていますが、体質改善の3本柱は運動、睡眠、食事。
これはどれが足りなくても、どれかが乱れていれば効果は半減以下だと思ってくださいね。
3本柱は同時進行で効果が発揮されるんです。
そしてデトックスを促す為の水飲みは必須です。
参考にしてもらえると嬉しいです。
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