院長のひとり言

妊活を中医学的視点から考える〜へそ曲がりの妊活〜

妊活を中医学的視点から考える〜へそ曲がりの妊活〜



皆さんは自分のへその位置を気にした事ってありますか?

へそ曲がりって言葉は色々な捉え方ができますよね。

眼で見た情報をどのように受け取るか?
耳で聞いた情報をどのように受け取るか?
頭の中で情報をどのように選択するか?

中医学では内臓に感情が割り振られています。

肝・胆=怒
心・小腸=喜
脾・胃=思
肺・大腸=悲(憂)
腎・膀胱=恐(驚)

これらの感情は臓器を痛めたり、臓器が不調なら感情のコントロールができないという事なんです。

そして、内臓の中心の位置にある、へその位置が悪いって事は内臓全体のバランスを崩している、感情のバランスも崩していると考えていきます。

体の歪みは心の歪みと捉えているんです。

へその位置が悪いと感情や考え方までひん曲がっちゃうんですよね。

人の話を素直に聞けない。
自分の考えだけに固執してしまう。

そんなへそ曲がりの状態ではもちろん経絡も歪んでいるんですよね。

へその位置は体の中心線上。任脈上にあります。

任脈とは胞中(卵巣、子宮にあたる部位)から起こっているため、女性の月経、妊娠、出産をコントロールするとされています。

へその位置が悪いという事はこれらの妊娠に関わる経絡流れが阻害されているので、妊娠しにくい体の状態ともいえるんです。

経絡の歪みは内臓への気血の滞りを生みますので、体質の歪みにつながります。

体質改善をする為には体の歪み、経絡の歪みを整えて行かなくてはダメなんですよ。

また、西洋医学的にみても任脈上には甲状腺・胸腺・すい臓・腹腔神経叢・性腺などの人体の自律機能の主要機関が並んでいます。

そもそも、へそって生まれる前の胎内では栄養の補給と老廃物排出を一手に担っていた関所ですよね。

とても重要な所なんです。

是非、おへそが曲がっていないかチェックひて、姿勢にも気を配ってみて下さい。

へそ曲がりを直して経絡を整えていきましょう。

参考にして体質改善をしてもらえると嬉しいです。


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