院長のひとり言

糖質過多と妊娠力低下

糖質過多と妊娠力低下



糖質過多は妊娠力低下を引き起こす引き金になるかも…

女性の不妊原因の4割は排卵障害と言われています。

その中でも排卵障害の多くは多嚢胞性卵巣症候群によるものと言われていますね。

実は糖質過多の人は多嚢胞性卵巣症候群になる可能性が高いから注意して欲しいんです。

月経周期が35日以上、月経が以前は順調だったのに現在は不規則、にきびが多い、やや毛深い、肥満などの自覚症状の出てくる多嚢胞性卵巣症候群。

実際、妊活中の方でも多嚢胞性卵巣って言われている人ってホント多いんです。

この多嚢胞性卵巣症候群、内分泌異常、あるいは糖代謝の異常などが原因だと考えられていて、結果的に卵巣内の男性ホルモンが多くなり発症すると言われています。

どういうことか、膵臓から分泌される血糖値を下げる働きをもつインスリン。

このインスリンの分泌量が増えると男性ホルモンが増加すると言われています。

それによって月経不順や男性的な特徴が表れるのではないかと考えられているんです。

という事は、

妊活をするなら、卵子の質を上げようと思ったなら、過度な糖質制限とはいかないまでも糖質は控えた方が無難ですよね。

実際、太っていた人が痩せると妊娠しやすくなるというのはデータ上では明らかになっています。

女性はパン、パスタ、スイーツからお菓子まで、甘い物に目がないなんて人も多いですよね。

でもそれが元で不妊の状態になったら…

食の改善の項目に、糖質を控える。と言うのも追加して欲しいと思います。

ただし、糖質が不足すると肝臓にも負担がかかるため、毒素の浄化機能が低下する事もあります。

糖質が不足し体のエネルギー源が少なくなると、体は代わりに筋肉を分解してエネルギーとして使うようになりますので、筋肉も減っていきます。

その影響として基礎代謝も下がってしまうんです。

また、摂取するエネルギーも少なくなると体は効率よく脂肪などを体に蓄えようとするので、逆にリバウンドしやすい体にもなりますから、バランスが重要。

なので、妊活を目的としているなら過度な糖質制限はする必要ありません。

単純に間食で糖質を取っているならそれをやめる。

パン、パスタは極力控えるぐらいの考え方でもいいかもしれませんね。

参考にしてもらえると嬉しいです。


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