妊活を中医学的視点から考えるシリーズ。
今回は〜体を真っ直ぐにする意義〜
人には3つの脳が誰でも存在しています。
それは、脳、心臓、腸。
現代医学でも、そこに脳神経細胞があることが証明されているんですけど、この場所は中医学の観点からも人間としての肝の部分。
丹田と呼ばれるものが存在する位置でもあるんです。
中医学ではこれらを上丹田、中丹田、下丹田とい分けて考えています。
3つの丹田はそれぞれに特徴と機能がありますので簡単に説明しますね。
正中線(任脈)
表情の筋肉をリラックスさせる。
インナーマッスルの活性化により、美しい姿勢や動作を産む。
解放的な心境になる。
知性、情緒、意識がまとまる。
高く広い視野や視点を得る。
上丹田…
観察力、洞察力、推察力を高める。
知性、理性が冴える。
冷静さを得る。
先見の明を得る。
知的な表情、人相、顔付きを産む。
中丹田…
情熱、やる気が出る。
人生に積極的になれる。
感情が前向きになる。
ハートウォーミングな人間関係を構築できる。
情熱的な魅力や指導力、育成力を発揮できる。
手や腕を使う動作で豊かな表現力が出る。
下丹田…
心と動作を安定させれる。
深い呼吸を可能にし、自律神経が安定する。
堂々とした雰囲気を出せる。
地に足が着いた生き方ができる。
という各特徴があります。
自分は今、どこが活性化している感じがしますか?
反対にどこが活性化されてない感じがしますか?
これは生まれ持ったものが後天的にどんな人生を生きてきているかによって活性化していったり、反対に活性化されていなかったりします。
人の人生そのものによって左右されるものといえるんですよ。
妊活は体質改善をする事ですが、中医学的に考えてみると、この任脈を整える事、姿勢を整える事も必要だという事なんです。
任脈上の丹田には妊活に必要な思考、行動の継続、体の改善と全ての要素が詰まっているんです。
妊娠にとても重要な任脈。
任脈の任は妊娠を意味しています。
任脈の異常は特に腎と肝に出ると言われ、腎は卵巣、肝は子宮と関係しています。
その任脈がどこかで滞っていたり、捻じ曲がっていたりすれば、妊娠に必要な経気が卵巣や子宮に流れにくくなっている状態と言えるんです。
体を真っ直ぐにする事。
姿勢を整える事も、また体質改善につながるんですよ。
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