院長のひとり言

美容と糖質コントロールの重要性

あまーい誘惑にはご用心。
女性が大好きな甘味。

しかし取りすぎでは様々な症状を引き起こしてしまう事をご存知ですか?

みなさん糖というと真っ先に思い浮かぶのが砂糖ではないでしょうか。

先日、テレビのCMで「脳に糖分が足りてますか?砂糖を取りましょう。」というものがありました。

これを見て僕は愕然。

正しい知識を広告するのはまだしも現代人は糖質過多なのにまだとらせようとするのかと・・・
これを見た人でやっぱり砂糖は取らなくちゃって思った人が何万人といた事か。

実際に脳に必要なのはブドウ糖といって、何も砂糖だけに含まれているものではありません。ブドウ糖は食事として摂取した炭水化物が体内の消化酵素によって細かく分解・消化されて最終的にブドウ糖となり、腸で吸収され様々な生理活動に利用されます。

体を動かすエネルギー源として使われますが、余った分はインスリンというホルモンにより脂肪に変えられ、体に蓄えられます。蓄えられる場所が大きく3つあります。脂肪、筋肉、肝臓です。

脂肪に蓄えられた糖分はぽっこり出たメタボ腹、下半身ぶとりの原因にも。脂肪のほとんどが糖のとりすぎが原因で作られています。
そして筋肉に蓄えられると筋肉自体を固くしてしまい、たるみ、シワの原因に。こむら返りなども糖質過多の人がなりやすいのです。

最後に肝臓。肝臓に蓄えられる糖質はケトン体というものになりこれは多すぎると酸化物質となる為に体をサビさせます。体がサビる=老化です。

体のさまざまな老化の原因になっている物質にAGEというものがあるのですが、これは体の中で余った糖が血管からしみ出してタンパク質とくっついてできる物質です。AGEは皮膚に溜まるとシミやシワなどの原因になります。これが肌の糖化です。


そして気を付けたものがもう一つ果糖です。これは同じ単糖類の「ブドウ糖」と比べると10倍のAGEをためる事がわかっています。特に市販の甘い飲料などに含まれている事の多い「高果糖液糖」や「果糖ブドウ糖液糖」。これらには果糖が多く含まれています。

シュガーコントロールで一番最初に実感できるのが気分の浮き沈みが少なくなる事です。

え?食べないとイライラするよって人は糖分依存度が非常に高いので要注意。

糖、特に砂糖はすぐに使えるエネルギーですがその分すぐに無くなってしまいます。陸上のインターバル走をしているのと同じです。これでは体が疲れてしまいますし、脳も疲れてしまいますよね。

通常、女性は生理周期合わせて糖分が欲しくなるのですが、その後も食べ続けてしまうのは糖への依存なんです。

料理で使う糖もてんさい糖に変えてみて下さい。てんさい糖は多糖類といってすぐに分解されずに徐々に使われるエネルギー源です。

上手に糖と付き合って今日から人より一歩進んだあなたのキレイを目指しましょう。

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