院長のひとり言

不妊症という病気はない

不妊症という病気はない



不妊症という病気はない

日本は不妊大国なんて言われていますよね。

不妊治療の実施は世界一、けれど実績は最低クラス。

大きくは晩婚化や生活習慣の乱れによる卵子の劣化が原因となると言われています。

そもそも不妊と言われると体が悪いとか、何か病気があるからだと思いがち。

けれど不妊は病気ではありません。

もちろん、不妊になっているのには原因もあり、構造的問題で妊娠しにくかったり、妊娠したとしても流れてしまったする事はあります。

けれど突き詰めて考えてみると妊娠出来ない理由は2つしかないんですよ。

1.精子と卵子が出会ってない。

2.着床しない。

これだけです。

え?そんなの当たり前じゃない?
って思いますよね!?

まず1つは精子と卵子が出会ってないについて。

これには気質的な問題がからんでくる事が多いんです。

卵管の癒着やピックアップ障害などが挙げられますね。

また、男性側の問題といえば1番は夢精子。

これらは体外受精の技術によって解決できる問題と言えるんです。

体外受精は妊娠率の上がる技術というわけではなく、卵子と精子を出会わせる技術という事なんですよ。

例えばピックアップ障害では卵子を卵管に呼び込めないので、そのルートをショートカットして体外で出会わせちゃおうって事。

男性側の問題でも体外受精の技術、顕微受精を行う培養士のレベルが高ければ解決はできているんですね。

この卵管の癒着やピックアップ障害は体質改善によって良くなる事はあるかもしれませんが、実際は難しい問題でもあります。

この場合は体外受精が適応という事なんです。


もう1つは着床の問題。

こちらは卵子の質の問題になります。

卵子のエネルギー不足とも言えるかもしれません。

以前は着床障害って先天的な染色体異常が多かったんですけど、今は後天的な生活習慣から起こる卵子の老化の問題が多いんです。

卵子の質は細胞の質とも言い換えられます。

そして卵子の質を落としている、老化や劣化を引き起こしているのはミトコンドリアです。

ではそのミトコンドリアの質を落としているのは?

女性が考えた事。

女性が感じた事。

女性が食べた物。

女性がとった行動。

女性の取り巻く環境全てがミトコンドリアに影響しているんです。

これらの生活習慣を改善していく事、その上で血流と基礎代謝、自律神経を整える事ができれば、卵巣機能も当然良くなるんです。

不妊は病気ではありません。

卵巣や子宮だけにフォーカスせずに体の本質を考えて、妊活をしてちかなければだめですよ。

妊活を始めるなら、不妊かもと思ったらまずは夫婦で体外受精を視野に入れるのか、どうかを話して下さいね。

その上で妊活をどのように進めていくか。

メルマガや妊活講座で詳しくお伝えしてますので参考にしてみてください。




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