排卵痛の時はタイミングを取るべき?
これまた、都市伝説的に言われる事があるのでお伝えしたいと思います。
排卵痛があったから、今日、排卵かな?
よし、タイミングをとろう。
このように考えたりしてませんか?
排卵痛そのものは必ずしも排卵の合図だとは言い切れないんです。
勿論、排卵痛は排卵に関係していますので、普段の時より妊娠確率が高いといえなくもないのかもしれません。
ただし、卵子の寿命は24時間以内、受精可能時間は排卵後約6〜8時間とも言われていますので、排卵後しばらく経ってから感じる排卵痛の後でタイミングをとっても既に遅いんです。
また、精子の受精可能時間は射精後約5〜36時間といわれていますので、できることなら排卵痛を感じる前にはタイミングをとってもらいたいんです。
排卵予定の2日前からの3日間がタイミングをとるには最適とお伝えしていますが、さらに可能性を上げるのならば、3日間、連続でのタイミングが確率は上がりますよね。
で、話を排卵痛に戻して少しお伝えしますね。
排卵痛には個人差があり、生理痛のように下腹部全体がズーンと重くなる痛みを感じることもあれば、チクチク・ピリピリという軽い痛みが現れることもあるんです。
左右どちらの卵巣で排卵が起こるのかによっても痛みが現れる場所も変化します。
まれに腰痛や頭痛といった症状が出ることもありますよ。
また、排卵痛にともなって排卵出血が起こると、おりものに少量の血が混じることもあるんです。
排卵時のありものは粘り気があり、そのおりものに血が混ざるのでピンク色に見えることがあります。
そもそも、医学的にも詳しい部分まではわかっていない事が多いのですが、排卵痛を引き起こす原因はいくつかあると考えられています。
排卵痛は排卵が起きる瞬間だけに起きるものではないんです。
まず、排卵前から痛む場合、卵胞の発育にともなって痛む事があります。
排卵時に痛む場合もあり、これは卵胞の殻が破れるときに痛みを伴う場合です。
排卵後に痛む場合は卵胞が破れた箇所が出血し、腹膜を刺激している事で痛みを感じます。
また、排卵後に卵胞内に血液がたまって痛む事もあるんです。
このように排卵痛と言っても排卵前、排卵時、排卵後と理由が違うんですよね。
これを少し中医学的にみてみると排卵は排出と言えます。
排出に関わるのは「肝」で、肝の働きが弱っていると排卵や生理もうまく行われないと考えます。
この「肝」の機能が低下してめぐりが悪くなる原因には、ストレス、生活の乱れ、食生活の偏りなどがあります。
実際には排卵痛の原因は解明されていませんが、中医学的な考えも合わせてみると排卵痛にはホルモンバランス、食生活と生活習慣や血行不良などが要因となっていることが分かりますよね。
痛みを感じる時はできるだけ血管を収縮させる原因となる冷えやストレスを避ける事は勿論のこと、カフェインの摂り過ぎにも注意が必要ですよ。
リラックスできる環境を整えて痛みの悪循環を引き起こさないようにして下さいね。
参考になれば嬉しいです。
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