院長のひとり言

冷えの性質①

冷えは下へ内へ、熱は上へ外へという自然の性質があります。
温かい空気は部屋の上に溜まり、冷たい空気は足元に溜まりますね。
 
しかし人の健康な状態は頭寒足熱です。
そのために熱を下に留めて、冷気は上に逃がすのが理想的。
 
まずは冷えと熱の上下についてご説明します。
 
冷え症の方でみられる症状として下半身は冷えているけど、上半身は熱い。足は冷たいけど、頭はのぼせているような方が多くみられます。
 
夏場に一日中オフィスでデスクワーク、しかもあまり身体を動かさない生活をしていれば、 冷えは体に入り込み、下へ下へ、内へ内へと溜まります。
エアコンを使用した部屋で一日中過ごしていたりるすと深部体温は下がり、免疫も低下します。
 
熱が上に溜まっていて、冷えが下に溜まる人は上半身が熱く、下半身が冷えています。
この場合は上下の熱と冷えが対流するようにすれば改善していきます。
東洋医学的に言えば気の流れ、血の流れを整える。
西洋医学的に言えば血液循環やリンパの流れを整えていけばよいですね。
 
上半身が熱い(のぼせている状態)からといって冷やしすぎたり、冷たいものを取りすぎれば、 その冷えは体の下へ内へ入り込み、 体の冷えと熱のバランスを悪化させてしまいます。
 
しっかりと足元から、そして中からも外からも温めていく事が大切ですね。

カテゴリ

アーカイブ 全て見る
HOMEへ