ストレス過多は妊娠体質の天敵とも言える存在。
妊活をしていても、不妊治療をしていても、ストレスがかかりすぎていれば上手くいかない事も多いんです。
では何故、ストレスが妊娠を遠ざけてしまうか、今回は腸とストレスの関係性からお伝えしていきたいと思います。
実は過度にストレスがかかった状態では、腸内の善玉菌を減らしてしまい、悪玉菌を増やす事になってしまうんです。
ではそれがなぜいけないのか。
腸内に老廃物が溜まって悪玉菌が増殖し、有害なガスを発生させます。
これらの毒素は腸壁を通じて血液に取り込まれ、全身へと広がっていきます。
特に大腸は骨盤のなかにあり、そこに隣接ように子宮、卵巣、卵管などの妊娠するための重要な臓器がたくさんあります。
お隣さんである大腸が毒素をどんどん発生させれば、毒素を含んだ血液が骨盤内に充満することになってしまうんです。
ひどい場合、免疫反応が狂ってしまい、体は卵子、受精卵といった本来無害なものまで攻撃対象とみなし、排除しようとする反応が起こってしまうんです。
妊娠を目指すなら、日頃から腸内環境に気を配り、免疫が誤作動を起こさないよう気をつけることが大切なんです。
女性の多くが悩んでいる便秘も悪化要因になってしまいます。
きちんと大腸が機能しなければ、それにともなって小腸や胃の動きまで悪くなっていきます。
胃での食べたものを消化する能力が落ちるため、食欲がなくなるだけでなく、小腸で栄養を十分に吸収することもできなくなってしまいます。
腸には小さな血管や末梢神経が集中しているだけでなく、消化管ホルモンもたくさん存在し、脳内ホルモンにいたっては、実は脳よりも多く存在するほどなんですよ。
腸と脳は互いに太い神経で繋がっていて、密接に関係しているんです。
これは脳腸相関と呼ばれ、例えば緊張するとお腹が痛くなるのは、脳が自律神経を介して腸にストレスを伝えることによって起こるものなんです。
驚くのは、脳→腸の指示よりも、腸→脳の方が圧倒的に多いという点です。
その割合は2:8ともいわれ、腸は頻繁に信号を送り、脳下垂体に対してホルモン分泌などを指示しています。
腸の状態は脳の状態にも深く影響を及ぼしているんです。
ちょっとしたことでもクヨクヨしたり、イライラしてしまっている時って、実は便秘をしているなんて事も多いんですよ。
それは腸内環境が心の領域でも大きな役割を果たしているからなんです。
イライラやクヨクヨなどの強いストレスは、血管を収縮させて血行を悪くし、自律神経のバランスを崩してしまうため、妊活の大敵。
とは言っても生理前には期待したり、生理が来たら落ち込んだりと、どうしても気持ちが不安定になりがちなのも妊活中の特徴ですよね。
気分の浮き沈みで妊活でやるべき事ができなくならない為にも腸ケアに取り組むことが重要ですよ。
参考になれば嬉しいです。
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