院長のひとり言

一般常識で動いても妊活は成功しない〜野村ノートからの教え〜

一般常識で動いても妊活は成功しない〜野村ノートからの教え〜



心が変われば態度が変わる。
態度が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
運命が変われば人生が変わる。

元プロ野球選手の松井秀喜さんの座右の銘でもあり、元プロ野球監督の野村克也さんも野村ノートにも書いています。

思考が変われば行動が変わり、行動が変われば結果が変わります。

妊活で言えば思考が変わる事で卵子の質が変わるんです。

正しい方向に思考を向ける事が体を変える第一歩なんです。

妊娠、出産をする為には病院に通い続けて不妊治療をやり続ける事ではなく、あなたの体を根本から変えていく事、あなたの思考が変わらなくてはいけません。

妊娠しやすい体を作る為に行う妊活。

妊活という言葉自体はCM、ドラマ、雑誌など多くのメディアで取り上げられるようになり、定着してきているように感じます。

不妊治療を検討し、病院に通われる方も本当に多くなりました。

しかし、具体的に何をする事が正しい妊活なのかは、まだまだ浸透していないように感じています。

病院に行く事?サプリを飲む事?基礎体温をつける事?体を温める事?よもぎ蒸しに通ったり、鍼灸、整体などに通っている人もいるかもしれません。

不妊、妊活というキーワードでネット検索をして色々と試してみる人も多いのではないでしょうか。

では、そもそも妊活のゴールはなんなのか。

不妊治療で妊娠反応で陽性がでるようにする事ではないはずです。

出産をして元気な子供を育てる事ですよね。

で、その為に必要な要素が卵子の質になります。

そして卵子の質を改善する為に必要なものがミトコンドリアの量と質になります。

そのミトコンドリアは女性が食べたもの、感じた事、考えた事、行動、全てに影響を受けています。

どういう事か。

ミトコンドリアは全ての細胞にあるものです。

筋肉、内臓、卵子、脳、全ての細胞の中にミトコンドリアは存在し、それぞれ影響しあっています。

考えたり、感じたりする脳は脳細胞と呼ばれる体細胞の1つのかたまり。

不妊に影響する卵子は生殖細胞であり、体細胞の1つのかたまり。

体を動かす筋肉や骨、神経も体細胞の1つのかたまり。

脳も卵子も、筋肉、骨、神経も全て同じ体細胞の1つという事です。

だから、卵子は思考にも影響されますし、行動にも影響されるんです。

あなたが今、不妊で悩んでいるなら、その思考自体が卵子の質に影響を与えていますし、間違った考え方、行動の1つ1つが卵子の質を落としている可能性があるという事。

妊活ではその全て、今までの考え方、やり方を本来の正しい方向に変えていく事が必要です。

今まで努力してきたつもりでも結果が出ていない人、40歳を過ぎても妊娠をしたいと本気で考えている人。

妊娠をする為には思考の転換、人の2倍、3倍の行動努力が必要かもしれません。

それは今まで自分が信じていた一般常識、良いと思っていた行動を全て否定する事から始めなければいけないかもしれません。

努力してきた事も価値観も変えないといけないかもしれません。

けれど、正しい方向に今すぐ変えていく事が最短最速で卵子の質を高める事になるはずです。

実際、ミトコンドリアには質の良いミトコンドリアと、質の悪いミトコンドリアがあるんです。

年をとったり、乱れた生活習慣などが続いたりすると、質の悪いミトコンドリアが増えていきます。

それが、卵子の老化のスピードにも大きな影響を及ぼすんです。

ミトコンドリアの数が不足したり、質が低下したりすると、作られるエネルギーが不足してしまいます。

作られるエネルギーが少なければ、まず第一に呼吸や体温調節など、生きるためにどうしても必要な部分に優先的に使われます。

この結果、遺伝子の修復作業、健康維持する為のシステム、若さを保つ為に働いている老化防止機能などにエネルギーが十分に回されず、それらのシステムがちゃんと機能できなくなります。

生殖機能、子孫を残す事は一番最後の部分。

キツイ言い方をすれば状態の悪い、体が整っていない人の子孫はいらないと、体が判断しているわけです。

だから自分の体を健康に保つ事ができなければ、それが不妊体質につながってくるんです。

では卵子の質が悪いとはどんなものなのか。

例えば、体外受精の場合、卵子をhMG注射などのホルモン剤によって無理矢理成熟させ、採卵を行います。

そして、その中でから採卵によって得られた比較的グレード(質)の良い卵子を選別し、精子と受精させます。

本来であれば受精後、胚分割を繰り返し、ある程度に育ったところで子宮に戻し、着床させます。

しかし、体外受精の失敗の多くは胚分割が止まってしまう、着床しても胎児の発育が止まってしまう事にあります。

分割が進まない、分割のスピードが遅い、これは卵子のエネルギーが足りていないから起こる事です。

これが質の悪い卵子と言えるんです。

卵子が分割して行く為に必要なエネルギーの源がミトコンドリア。

卵子は体の中でも一番ミトコンドリア量が多く、必要としている細胞になります。

卵子は卵胞から排卵された後は受精、着床まではどこからも栄養補給されず、卵子内のミトコンドリアのエネルギーによって成長していきます。

だからミトコンドリアの量と質が足りなければ分割は止まってしまいますし、着床もできないという事なんです。

体には悪くなった部分を治す力がもともと備わっています。

これが自己修復機能、自然治癒力になります。

受精卵が成長していく為にも、体を治す為にもミトコンドリアのエネルギーが必要です。

エネルギーが十分にあれば、すなわちミトコンドリアが十分にあれば、病気になっても必ず健康になることができるんです。

そして、健康な状態でいるからこそ、妊娠、出産に適した卵子がつくられ、子孫を残すことができるという事です。

考え方を本来の方向、正しい方向に向ける事が妊活のスタートだと思います。

今までの一般常識を先ずは捨てて、新しい心で正しい妊活を始めてみませんか?

その為に僕らは常にサポート体制を整えていますからね。

少しでも気づきがあり、行動するきっかけになってくれると嬉しいです。


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