院長のひとり言

子供が欲しいと思うのに性欲が湧かないのはなぜですか?

妊活、不妊治療をしているのにセックスレスで悩んでいる方は多いですよね。

子供は欲しいけど、

パートナーとする気になれない。

パートナーが誘いにのってくれない。

義務的なセックスで、とりあえず中にだけ出してもらう。







じつは性欲の減退は脳疲労から起こってくる事が多いんです。

脳疲労を起こす要因とは

1. ブルーライトや外部からの過剰な情報
2. 精神的なストレス
3. 睡眠不足
4. 食事の偏り
5. 酸素不足

などがあげられます。





人間の脳には大脳新皮質と大脳辺縁系という司令塔があります。

大脳新皮質は、思考や学習などの精神活動を、大脳辺縁系は食欲や性欲などの本能や情動を担っています。

また大脳の下方の位置には、自律神経中枢や食欲中枢を司る間脳があります。





間脳は、意識しなくても心臓がキチンと適切なリズムで動くとか、適切にエネルギーをからだに入れるための食欲をコントロールしている脳です。

脳の場合は、まず大脳辺縁系が機能不全を起こし、それが大脳新皮質にも影響し、自律神経をつかさどる間脳にも影響を及ぼし脳の機能不全が起こってきます。

これが、性欲の減退や不妊体質につながっていくと言う事なんです。




性的な刺激はすべて脳で処理され、性ホルモンを分泌させるのも性欲もすべて脳がコントロールしています。

性欲のメカニズムは視覚的刺激(みる)、聴覚的刺激(きく)、触覚的刺激(ふれる)といった五感が刺激を受け、そのすべてが感覚神経を通って、脳に伝わります。

その時、その情報が大脳を支えている脳幹の中にある視床下部というところに働き、性欲中枢を興奮させ、脊髄を通って性器に伝わります。





また脳下垂体からの性ホルモンの分泌も、この視床下部によってコントロールされています。

その為、脳が疲労しているとこのシステムが低下してしまい、ホルモンバランスを崩してしまうなんて事も多いですよ。

性欲減退も不妊の入り口なんです。





脳疲労を回復させる為には生活習慣の見直しが必要ですが、何よりも睡眠時間を確保する事が一番効果的なんです。

睡眠をしっかり取る為にも寝る2時間前までに食事を済ませ、寝る直前までの飲酒やスマホは厳禁です。

実は寝る直前のお風呂やストレッチもおススメできません。

就寝前1時間ぐらいまでには済ましておいてくださいね。




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