妊娠しにくくなっている要因の1つがミトコンドリアの活動低下。
体の細胞にはオートファジー(自食作用)といって、古くなったミトコンドリアを壊し、新しいミトコンドリアを常に作る機能があるんです。
これは不要になったたんぱく質などを細胞自身がリサイクルし、新しいたんぱく質を作る材料にしたり、細胞内をきれいに保つ役割です。
要はオートファジーは細胞内のゴミを取り除くという事ですね。
不妊になっている人は、今までの生活習慣からこの機能が衰え、老化したミトコンドリアが増えてしまっているかも…
オートファジーの働きが阻害されてしまうと、休眠中の卵子の数が減少する事も明らかとなっています。
オートファジーが卵巣内の卵子数を適切にコントロールするのに重要であり、オートファジーがしっかりと働いているという事が妊娠体質になる為に必要となってくると言う事です。
では、どのようにオートファジーは適度に働かせるのか。
実はオートファジーは作用するために一定の条件があります。
それは、いつも小腹が減ったからと間食をしていたり、毎度の食事で満腹を感じるまで食べているとダメだと言う事。
いつも満腹状態でいると、細胞は自己タンパクの再利用の必要性を感じないため、オートファジーがあまり作用しないんです。
オートファジーを活性化させるためには食事と食事との間隔を長く、間食をしない事が必要。
要はちょこちょこと「間食」をする事を止め、腹8分目以下にするのが大切という事ですね。
オートファジーの活性化は半日でも十分に起きることが分かっていますので、ハードな断食は必要ありません。
睡眠を含めても大丈夫なので、週末は調整の為に少し間隔を伸ばしてみたり、普段から間食をしないようにして、「お腹を空かせる」事も妊活には重要。
【本日のまとめ】
卵子を元気にする為には間食をやめる。
食事は腹8分目以下。
食間はしっかり水飲み。