院長のひとり言

表情筋と内臓

みなさんは顔ってどうやってできてきているかって考えた事がありますか?


そんなん考えないよって人のほうが大半ですよね。

僕もこの仕事をしてなければ考えたりしませんから。



顔の表情や情緒を表したりする為に大切な筋肉が表情筋です。


表情筋とは57種類あると言われ、筋膜を持ちません。

その機能は大きく2つに分ける事ができます。


一つは支える機能。

皮膚は筋肉によって支えられている為、その筋肉が衰えると皮膚の重みを支える事ができず、たるみやシワなどのトラブルが発生します。


そしてもう一つが血行促進機能。

皮膚は血液の中の栄養素、酸素を細胞が取り込む事で、新しい細胞を生みます。これがターンオーバーですね。


血行が悪くなると毛細血管の隅々まで血液が渡らなくなります。

血行促進により細胞が健康になる事で、ターンオーバーが正常になり、 シミ、くすみなどのトラブルを早く排出できるようになります。


表情筋の筋力の低下は直接お顔の悩みとして反映されます。
お顔の血流促進、筋力低下=老化をさせない事が大切なんです。


そしてこの表情筋、系統発生学では魚のエラの部分(内臓筋)から発生し、内臓から頭部まで伸びてきて顔の前面をおおい表情筋になったと言われています。


顔は体の中で最も情緒を表す部分で体の病理、心理を的確に反映させます。

顔が内臓を映す鏡と言われる所以ですね。



本当のスキンケアは真皮層のケア、言い換えれば内臓のケアという事になります。


内臓を労わる為に生活習慣、食習慣を見直して今日からエイジングケアしてみて下さい。

きっと生き生きとした肌になりますよ。


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