院長のひとり言

糖化と体

血液中の糖(ブドウ糖)は食事をすると増えます。健康な人なら膵臓からインスリンを分泌させ、血中の糖を代謝する為に食後4時間くらいで血糖値は元に戻ります。

ところがインスリンが不足したり、働きが低下すると糖が代謝されず、慢性的に高血糖状態が続きます。これが糖尿病です。

原因はカロリー過多(外食、スナック菓子など)、運動不足、肥満、ストレスや家族性の遺伝子、加齢が挙げられます。

糖尿病の人は肌に劣化たんぱく質AGEsが多く蓄積されています。
更にAGEs蓄積が進むと神経障害や腎機能低下、白内障、網膜症が発症する危険が高いとも言われています。

もちろん年配の人に多い病気ですが、若い世代にも増加傾向ですので、注意が必要です。

骨の成分の90%はコラーゲン。骨のコラーゲンも例外なく糖化します。
骨にAGEsが蓄積すると骨がもろくなったり、骨が新しく生まれ変わるための代謝を抑制してしまったりするんです。

骨コラーゲンのAGEs化は骨の弱化を招き、骨密度低下、骨強度低下、骨形成の低下を起こします。骨の糖化が進むと骨粗鬆症になるといわれています。

20~30代は骨量が最も多い年代ですが最近はダイエットや偏食、運動不足で骨量が少なくなっています。そんな状態で閉経を迎えると、骨量は一気に減少。骨粗鬆症へまっしぐらです。


現代人は糖の摂取が多すぎる!!これは贅沢病とも言えるのかもしれませんね。

今日から脱糖化を心がけた生活で一歩進んだあなたのキレイを目指しましょう

カテゴリ

アーカイブ 全て見る
HOMEへ