乳製品って言われて何を思い浮かべますかね?
牛乳、チーズ、ヨーグルト・・・
これらメインですかね。
子供の時、特に小学校などでは必ず牛乳が出てきますし、一昔前は牛乳を残すと給食の時間が終わっても飲み終わるまで席から立てないなんて光景もありましたよね。
しかし、日本人は乳製品を分解する為に必要な酵素「ラクターゼ」がもともと少ないんです。
牛乳を飲むとすぐにお腹を下すなんて人がいますがこれは典型的な乳糖不耐症というラクターゼ不足の症状ですね。
このラクターゼが一番多い時期が赤ちゃんの時期です。乳児期、乳のみ子なんていわれるぐらいですからね。
離乳する頃からラクターゼの量は減っていきます。
何故それなのに大人になっても牛乳を飲むのか、みなさんはカルシウムがとれるからなんて思ってませんか?
実は牛乳を飲んでもカルシウムはほとんど吸収されません。
元々のラクターゼの量もありますし、牛乳は牛のお乳です。牛は人間よりも体温が高いので、人間の体内では吸収されにくいんですね。
逆に乳製品をとっている人は骨粗鬆症の割合が取らない方よりも高いって知ってましたか?
牛乳・乳製品には動物性たんぱく質が多く含まれています。
動物性たんぱく質は強酸性であり、人体は弱アルカリ性を保つ為に骨のカルシウムを使って中和しようとするんです。
したがって牛乳・乳製品のように動物性たんぱく質が多く含まれる食品を摂取すればするほど、骨から多くのカルシウムが失われる事になってしまいます。(肉の過剰摂取も同様です)
それ以外にもデメリットがあります。
先ほどお話したように乳製品には動物性たんぱくが多く含まれる為に体内で酸を生じやすく、その結果としてお顔のニキビや背中ニキビ、腿の裏のセルライトとして体外に排泄しようとするのです。
騙されたと思って1ヶ月乳製品を止めてみて下さい。
お顔のニキビや背中ニキビ、セルライトはキレイになりますよ。
そしてこれも気をつけなくてはならない事。
低脂肪や無脂肪の乳製品を多くとる女性は無調整の乳製品を多くとる女性に比べて排卵障害による不妊になるリスクが高くなるとも言われています。
これは低脂肪や無脂肪の乳製品の加工製造過程で発生する生殖ホルモンの構成の変化が指摘されています。
現在の日本で主流となっている殺菌方法は超高温瞬間殺菌(UHT殺菌)です。
これは120℃~150℃の温度で1秒~3秒の殺菌なんですが、この過程でホルモンが変化したり、酵素が死滅してしまうのです。
もともと酸化したものを飲んでいるのと同じです。
乳製品を控えて腸内環境を整えてみましょう。