院長のひとり言
コラム 食と陰陽
体質改善してますか?
青葉区市ヶ尾の鍼灸院 妊娠しやすい体質への改善、マタニティから産後ケア、女性の健康と美容のライフサポートをする いとう鍼灸院 伊藤です。
本日のお話は『食と陰陽』
食とは人を良くすると、書きます。
人が良くなる=細胞が良くなる。
細胞の質の向上は食の向上から!
食の改善、まずは食に関係した体の働きを陰陽論からみていきたいと思います。
陰陽論では陰は拡散、陽は収縮の性質があるとしています。
物を食べれば消化がはじまりますが、これは食物の分解作用ですから拡散的な陰の働きと言えます。
陰が強く働くときは副交感神経が優位に働いている時、つまりリラックスしている時なんです。
家にいてゆっくりしている時にお腹が減りますよね。
これは副交感神経が優位になり、陰の働きが強くなった事で食を欲している証拠です。
そして、食事を取った後で消化された事で生まれた栄養素は血液によってからだの隅々に運ばれ、さまざまな細胞組織がつくられます。
この作用は収縮性の陽の働き。
食べた後にすぐ横になったり、寝てしまうと太るといわれるのはリラックスし過ぎる事で陽が働きににくい状態をつくってしまい、収縮する陽の働きが弱くなってしまったという事。
つまり、栄養が隅々まで届かなくて一部分に停滞してしまったからと言えるかもしれません。
この事から食べた後はちょっとゆっくりなんて考えてゴロンと横になるのではなく、すぐに食器を洗ったりして動いてあげるのがいいんですよ!
体の組織は常に新陳代謝(古いものを新しいものと置き換える作用)のためのエネルギーを食物の摂取に求め、食べる、消化する、新しい組織をつくるという陰陽の循環が繰り返されます。
ただし、細胞組織は同じように見えてもそこでは常に新陳代謝がおこなわれているわけですから同じものなど一つもありません。
よく変わらないねって言われる言葉。
変わってない事はなく実は体は常に変わっているんですよ!
では食を素材から陰陽に分けて考えてみましょう。

上記の図が陰陽特性で分けたものです。
では具体的に食材を陰陽で分類した図が下記です。

陰陽の他に五行といわれる肝心脾肺腎でも陰よりの食材、陽よりの食材があります。
陰の食材でも味付けなど陽よりにしたり、火を入れたりする事で陽の作用が出て来たりします。
組み合わせでも陰陽のバランスがとれますよ。
例えばなすは陰性の強い食べ物、陽性の強い味噌と組み合わせて、なす味噌炒めにするとバランスのよい組み合わせですね。
トマトも陰性の強い食材ですから陽性の塩をかけると陰陽のバランスのよい食べ方になります。
ちょっとした工夫で陰陽のバランスをとって体質改善に役立てて下さい。
食とは人を良くすると、書きます。
細胞の質の向上は食の向上から!
妊娠しやすい体への体質改善にはネットや本から知識を入れるだけでは何も変わりません。
知識を得たら必ず実践、行動して質のよい卵を育てていきましょう。
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