院長のひとり言

成熟卵の異常受精

今回は顕微鏡化での異常受精についてお話していきたいと思います。

自然受精の時に精子が2つ入った場合は核が2つになる事があります。

そもそも顕微受精の場合は1つの精子しか入れません。

核も精子が1つ入った段階で1つは弾き出されるようになっています。

けれど、顕微受精化でも核が3つ以上になってしまう事が起こります。
これが極体放出不全という現象です。

何故起きるのかは分かっていません。

考えられる理由としては、1つは卵子の栄養が足りない為に放出するエネルギーがなかった場合。

もう1つは顕微受精の針が当たってしまったなどの理由。


異常受精に共通して言えるのは卵子の栄養が足りていない、エネルギーが不足しているという事です。

卵子の栄養やエネルギーに関係しているのがミトコンドリアだと言われています。

体は60兆個の細胞でできており、その1つ1つにミトコンドリアが存在しています。

卵子のミトコンドリア数は他の細胞よりも多いんです。それだけエネルギーが必要になって行くという事。

このミトコンドリアも細胞が劣化するも数を減らしてしまいます。

その結果が卵子の質の悪さ、異常受精となって現れるんです。


そこで細胞の劣化を防ぎ、ミトコンドリアの数を増やす唯一の方法が体質改善になるんです。

サプリを飲んでも、高額なミトコンドリア移植を受けても根本的な解決にはなりません。

しっかり細胞レベルで体質改善を進めていきましょう。

具体的な方法はメルマガや講座内でお伝えしていますので、ご興味がある方はお問い合わせ下さい。


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