院長のひとり言

妊活中の飲酒について

妊活をしている方から質問を受ける事がある飲酒について。

結論から言えば禁酒は必要ありません。

直接的にアルコールを取っているから妊娠しにくいと言うことはないんです。

禁酒をすれば妊娠するわけでもありませんからね。

勿論、飲み過ぎて腎臓や肝臓に負担をかけてしまってはダメです。

また、二日酔いなどで次の日に動けなくなるのもダメですよ!

体質改善を進めて行くのには毎日コツコツと行動して行く事が大切ですから、動けなくなるような飲み方だけは避けて下さいね。

また飲む物の質によっても次の日の体の調子は変わります。


ビールと発泡酒や第3のビールと言われるものでは体に残る感じが違うんです。

この違いを生むのが添加物。

一昔前の発泡酒って美味しくなかったですよね。

それが最近の発泡酒の味はかなりビールに近いものがあります。

この味にする為に使われているのが添加物なんです。

少し原材料を比較してみましょう。

ビールの原材料
麦芽・ホップ

発泡酒の原材料
麦芽・ホップ・大麦・米・コーンスターチ・糖類

第3のビールの原材料
ホップ・糖類・大豆たんぱく・酵母エキス

第4のビールの原材料
発泡酒(麦芽エキス・ホップ・糖類・食物繊維・大豆たんぱく・赤ワインエキス・香料・乳化剤・甘味料(アセスルファムK))・大麦スピリッツ)


下に行けば行くほど原材料が増えているのがわかりますね。


人が手を加えれば手を加えるほど、足りない部分を添加物で補う傾向があります。

原材料をみてもビールメーカー大手3社は遺伝子組み換えのコーンスターチを使用していることがわかっています。

また、糖質オフなどで健康そうに聞こえる第3のビールの甘みはアセスルファムというもの。

この製造過程では、塩化メチレンと呼ばれる溶剤が使われています。

そして、塩化メチレンの長期的な摂取はガンやウツ病、肝臓や腎臓障害を引き起こす可能性があるとも指摘されています。

これだけ、多くの物を使ってできているものを体は分解、解毒、排泄をしなくてはいけないんです。

本来ビールは、微生物の発酵によって作られた発酵食品。

発酵の力でアルコールや旨味が作られていて、今はやりの(笑)発酵食品の一つだったりしますね。

お酒はあくまで嗜好品ですから、50円、100円を節約していた結果、体外受精で100万じゃ割に合わないです。


妊活に禁酒は必要ありませんが、添加物のない混じりっけのないお酒を飲む事が前提だと思って下さいね。




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