院長のひとり言

高温期と低温期の差は必須?

妊活中は基礎体温って付けていますよね?

タイミングを取るのに目安にもなりますし、現在の体調チェックにもなるので是非付けて欲しい基礎体温。

けれど、ここで気になる事がありませんか?

基礎体温を付けていて高温期、低温期が安定しない。

高温期が続かない。

大丈夫なの?


結果を言えば、高温期が続かない、低温期との差が小さいと妊娠しにくいと言われますが、実はあまり気にしなくてよかったりします。

勿論、基礎体温は指標の1つとなりますし、体調が整ってくる実感も持てるものかもしれません。

しかし、女性の体はとてもデリケートなので、いつも基礎体温グラフが高温期と低温期の二相にはっきり分かれるわけではありません。

また、病院での不妊治療や月経異常の治療などでデュファストンやルトラールなどを服用、または注射投与している場合、体温が下がらないまま生理が来ることもあります。

これらの薬はプロゲステロンを人工的に合成して作られた薬なので、基礎体温を上昇させる作用があるからです。

服用を止めると生理が来ますが、いつもの生理周期からは少し外れることもあるので中期的にみていかなくてはなりません。

結局、二層になっていないような状態は今の体調の結果でしかないんですよ。

高温期が続けば妊娠しやすい?
低温期との差をつけると妊娠する?

そんな事はありません。

実際、周期を合わせるのが目的ではないはずです。

差がなくなれば、高温期が続けば妊娠しやすいと言うわけではありませんからね。

差がついていなくても妊娠できます。

そもそも妊娠する為に必要な1番の卵子の質。


卵子の質を高める為の体質改善が必要なんです。

体質改善をすすめていき、卵子の栄養状態、体の血液循環がよくなれば基礎体温は自ずと上がってきますからね。

目先の数字に一喜一憂する事なく、体質改善をすすめていきましょう。




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