不妊症とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。
日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年というのが一般的である」と定義しています。
これは人の不妊に対する定義。
では自然界に不妊は存在するのでしょうか。
動物に不妊は?
古代の生命の誕生は当たり前の様に自然現象の一部に過ぎないんです。
潮が満ちて生命が誕生し、引き潮で死を向かえる。
自然界では生命の誕生と死が当たり前のように繰り返されているわけです。
子孫を残す事、種の保存は当たり前にくりかえそれますが、野生の世界でも妊娠できないメスや、種無しのオスは一定の確率で生まれます。
また、後天的にそうなってしまう場合もあるようですね。
ですが、多くの場合にそのような個体は、そもそも体が弱いことが多く、大人になれずに子供のうちに死んでしまう場合が多いんです。
その為、成熟した個体でほ不妊はそう多くはないといえるんです。
妊娠、出産は種の保存、繁栄を目的としていますよね。
より良い種を保つ為により良い遺伝子を求め、状態が悪ければ淘汰されるのが自然界の常と言うことになります。
人も動物です。
自然の一部として、健康である事が子孫を残す事につながり、健康になることが妊活の第一歩。
不妊が増えてきた時期はいつ?
不妊症というのが増えてきたのはこの何十年でしょう。
ここには高度経済成長期の食、睡、動の変化が1番大きいと考えられます。
添加物の多い食材、働く女性が増えての睡眠時間の低下、交通手段や家事などでの体を使う事が減った事による筋肉量の低下などがあげられると思います。
動物として生きる事が妊娠力を上げる
動物として当たり前の行動とはなにか。
寝る、食べる、動く、この3つです。
当たり前かもしれませんが、
野生の動物が昼夜逆転の生活はおくりません。
体に悪い食べ物を食べたりはしません。
面倒だからと動かないなんて事はしません。
人は生まれつき食欲や睡眠欲、性的欲求を持っていますよね。
しかし、ダイエットができるし、嗜好品として様々な物を食べることもする。
睡眠に関しても徹夜もできるし、無駄に長く寝ようともする。
私たちは生まれつきの良くも悪くも欲求をコントロールできるという事です。
けれど、悪い方にコントロールしてしまい、自然の摂理に反すると体に反動がくるのは当たり前なんです。
寝る、食べる、動く、体にとって健康を害する余計な行動の積み重ねが不妊をまねいているわけです。
不妊を克服する為には?
不妊の1番の要因は卵子の質の低下になります。
この質の低下を招いているのが、生活習慣の乱れ、そしてその習慣の積み重ね。
では不妊を克服し、妊娠体質になる為にやるべき事はなにか。
それは
1.色々な食材を食べる
2.十分な睡眠時間をとる
3.筋肉量を落とさない
これだけです。