医療連携パートナー
不妊症、婦人科疾患
- 原因不明不妊
- 子宮内膜症
- チョコレート嚢胞
- 子宮内膜炎
- 排卵障害
- 卵管の詰まり
- 多嚢胞性卵巣機能症候群(PCOS)
- 早発卵巣機能不全
- 子宮筋腫
- 子宮頚管粘液の異常
- 免疫の異常(抗精子抗体)
- PMS
- 生理痛・生理不順・無月経
- むくみ
- 妊娠中の腰痛
- 逆子
- つわり
- 母乳異常
- 腱鞘炎
- 産後の腰痛
- 頭痛
- 耳鳴り
- 肩こり
- 腰痛
- ヘルニア
- 手足のしびれ
- 冷え
- 毛穴
- くまシミ
- くすみ
- しわたるみ
- 目元
- むくみ
- ニキビ
詳細はメニューをクリック
セラピスト・治療家向け
妊活サポート情報執筆中
オイル・マッサージはこちら
HOME > ご相談頂く症状 > 不妊症、婦人科疾患 > チョコレート嚢胞
ご相談頂く症状
< 免疫の異常(抗精子抗体) | 一覧へ戻る | 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) >
チョコレート嚢胞
チョコレート嚢胞でお困りの方
こんな事ありませんか?
「いつも生理痛が酷くて我慢できない」「どうしてなかなか妊娠しないんだろう」
「もう6ヶ月も避妊をしていないのに、なぜ妊娠しないのだろう」
「性交時に痛くてツライ」
「夫婦のどちらかに問題があるのかな」
「もしかして、排卵障害なのかな」
なぜチョコレート嚢胞は起こるのか?
チョコレート嚢胞は子宮内膜症の一種であり、 また、卵巣チョコレート嚢胞は広い意味では卵巣嚢腫の一種にもなります。卵巣嚢腫とは卵巣の中に液体が貯留した状態のことを言います。
貯留物は水に近い成分や粘液、血液、脂肪のような成分の場合などいろいろな種類があり、時にはがん細胞が見つかることもあるんです。
卵巣チョコレート嚢胞は子宮内膜症により卵巣の中に血液が貯まっている状態。
古い血液がチョコレート色に見えるのでこのような名前で呼ばれています。
チョコレート嚢胞は進行すると腰痛や排卵痛・性交痛・排便痛・下腹部の張りなどの症状が現れるようになります。
月経のときの出血は腟から外に出るだけでなく、卵管を逆流してお腹の中にも排出されています。
この月経血中に剥がれ落ちた子宮内膜も含まれていて、この一部が腹膜にくっついて増殖するのではないか?というのが有力な説の1つなんです。
発症原因は未だ解明されていませんが、一旦発生してしまうと病変は正常の子宮内膜と同様に女性ホルモンの影響をうけて増殖、悪化を繰り返していきます。
西洋医学的な治療は?
年齢によってアプローチの比重が変わってきます。20~30代前半の方
嚢胞がそれほど大きくない場合には、経過観察になりますが、なるべく早期の妊娠が望ましいと言われます。
嚢胞がある程度大きい場合には手術を行った後で早期に不妊治療を開始という流れになる方もいらっしゃいます。
30代後半~40代の方
なるべく不妊治療を優先し、手術をすぐには行わず、嚢胞が一定サイズを超えた場合に早期の手術の実施となるのが一般的ではないでしょうか。
けれど、チョコレート嚢胞の手術は癒着部分を剥がす際に正常部分まで損傷を与えることが多く、著しく卵巣機能を低下させることもわかっています。
この為、年齢によって優先順位が変わるわけです。
チョコレート嚢胞に対する施術法は?
中医学ではチョコレート嚢腫の原因として、おもに血の流れが良くない「瘀血(おけつ)」、水分代謝・消化排泄の低下による「痰湿(たんしつ)」、ストレスや過労、睡眠不足などで自律神経が乱れから気の流れが滞る「気滞」の状態を改善していく事を考えます。瘀血(血行不良) 痰湿(水分代謝の異常、消化吸収排卵の異常) 気滞(自律神経の乱れ) 自律神経には交感神経、副交感神経と2つの神経があり、脳では仕事のときなどオンモードで緊張を高める交感神経とオフモードでリラックスして眠気や消化を助ける副交感神経がバランスよく機能しています。
自律神経のバランスを整える事は女性ホルモンの調整にもつながり、チョコレート嚢胞の原因の1つであるエストロゲンの調整になります。
鍼灸治療で筋肉を刺激すると、筋肉が全身にメッセージ物質を出すことによって体の状態を正常に保つという事も分かってきています。
骨格筋と呼ばれる筋肉は内分泌器官以外でのホルモン産生臓器と言われており、骨格筋への刺激はツボへの刺激だけでなく、直接ホルモンの調整となります。
また、鍼灸治療をして筋肉が緊張から解放されると自律神経が整う為、ホルモンバランスが安定してきます。
チョコレート嚢胞が特に気になる方でも、まずは全身のバランス、皮膚の歪み、骨格の歪みを整えていきます。
その上で身体の機能を調節している自律神経のバランス、リンパの流れを調整していきます。
チョコレート嚢胞が何から誘発されているのか、全身を診ていくことが必要なんです。
筋肉や関節、骨盤周囲の動きをみて、流れの悪くなっている箇所を確認し、チョコレート嚢胞の原因が体のどの部分から影響を受けていたのか、東洋医学的な脈診、お腹の硬さから瘀血、痰湿、気滞などの状態を判断していきます。
診察、皮膚観察、動作チェックを元に、てい鍼という刺さない鍼で皮膚の歪み、骨格の歪みを調整していきます。
その後で刺す鍼やお灸で足、腕、お腹、背中のツボを刺激して、自律神経の調整、リンパや血液循環の調整、消化機能の調整を行ってから骨盤内にもアプローチしていきます。
身体全体に鍼をしていくことで皮膚や骨格の歪みが整い、瘀血、痰湿、気滞が改善に向かいます。 体の免疫反応の強化にもつながる為、血行改善がみられ、腸内環境、排泄機能も良くなっていきます。
施術の流れ
【1】問診から始めます。
現在お悩みの症状、今までの既往歴、病院での治療内容など細かくお聞きしていきます。
【2】 鍼灸治療はうつぶせから始めます。
始めに皮膚の歪み、骨格の歪みをチェックし、その状態に合わせててい鍼(刺さない鍼)を使い調整していきます。
その後で、背中、骨盤周囲の鍼を行います。
【3】
背部の治療が終わったら仰向けになって頂きます。
刺さない鍼(陰陽てい鍼)を使い、体の状態をフラットにする為に足、お腹、鼠径部、顔回りの骨格を調整していきます。
【4】
皮膚の歪み、骨格の歪みが整い、ある程度体が真っ直ぐに整った所で腹診(お腹の東洋医学的診断、内臓の反射をチェックしていきます)を行っていきます。
【5】
続いて脈診を行います。
脈を診ることで全身の経絡の状態を把握していきます。
脈の状態は生理周期によっても変わりますし、妊娠に適した脈状もあります。
【6】
腹診、脈診から得た情報をもとに腹部、鼠径部、手足に鍼を刺していきます。
【7】
ホルモンバランス、自律神経の調整の為に顔にも鍼をしていきます。
施術の流れ 以上が鍼灸サロンTirtaのチョコレート嚢胞の治療の流れですが、けっして部分的なチョコレート嚢胞の治療ではなく、体全体を診ていきます。
全身の皮膚の歪み、骨格の歪みを整え、内臓のバランスや自律神経のバランスを整えることは非常に重要で、あなたの悩みの根源を絶つ治療を行っていきます。
さらに、それぞれの方にあった効果的な部分治療を行います。
刺激量は、あなたの体調や体質により、何段階にも調節して行います。
適切な鍼の刺激を行うことで、体の緊張は解け、皮膚や筋肉、内臓は回復してきて、治りやすい体になってきます。
そして、あなたのチョコレート嚢胞は改善に向かうんです。
< 免疫の異常(抗精子抗体) | 一覧へ戻る | 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) >